待ちに待った「古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-」に行きました。
昨年9月開催予定が、ご本人がコロナに罹患したため中止になったコンサートの開催です。
1幕はガタガチのショーで、これまで出演したミュージカル作品からの歌唱。
「マジェスティック城」へ招待される、というコンセプトの元、白いマントを纏っての登場です。
マントは1曲だけでしたが、お城ですから「王子様」設定を外すわけにはいきません。
「ロミオ&ジュリエット」、「エリザベート」、「黒執事」からの楽曲をを熱唱した後にはミニメドレーがあり、「ファーストデート」、「タイタニック」、「SAMURAI7」などもあり、楽しかったです
つづいて「MA」、「モーツアルト!」などで1幕終了。
MAからは、好きなセリフ「大人になるんだ、マリー」のある「青い稲妻」を歌っていただけて私は大喜び
(セリフは聞けなかったので、自ら脳内再生しました)
2部は、日替わりゲストを迎え、トークを交えながらのゆるゆるモード。
固定曲あり、日替わりソロあり。
この日のゲストは廣瀬友祐さん。
絵心もある廣瀬さん。
スニーカーに自ら色々書いて古川さんにプレゼントされたそうです。
この日の日替わり曲で嬉しかったのは「ジキル&ハイド」の「時がきた」。
大好きなフランク・ワイルドホーンの歌を推しが歌う喜び
さらに、これがまた素晴らしかった
第一声の「♪今こそ~♪」が、これまで聞いてきた数々の「今こそ」とは全く異なり、斜め上からきたかんじでした。
嬉しかったのは「1789」からの楽曲もあったこと。
初演のみの出演で残念だったのですが、大好きな「♪腐った膓抉り出す♪」を聞けたのは至福以外のなにものでもありませんでした。
「1789」の公演中、彼が右肩を痛めたことがありました。
拳をうえに突き上げるダンスで、肩が外れてしまったのです。
それ以来、肩が外れるのが癖になってしまったようで、モーツァルトで司教様へかつらを投げるのも、大事をとってか、下手投げだったこともありました。
この日、トークが弾んで思わず右手で思いっきり投げるしぐさをしてしまった後、肩をさすっていたので、あ~、またやっちゃったのかな~、とひやひやみていました。
大ごとになりませんように。。。。
話がだいぶそれましたが、今回顕著だったのが、過去に演じていた当時よりどの楽曲も格段に歌が上手くなっていること。
当時は苦しそうだった高音もサラリとでてるし、情感も乗っているし!
彼に限らず、努力を重ねて成長していく様を見続けられるのはオタク冥利につきます。
今回思ったのは、開催時期って大事、ということ。
昨年の5月にモーツアルトを演じてからの9月にこのコンサート、だったらこの構成で何も違和感はなかったと思います。
それが、今年の2月に、初めての演出家のもと(谷 賢一さん)、久しぶりのストレートプレイ「シラノ・ド・ベルジュラック」での新たな挑戦を目撃してしまうと、ちょっと物足りないように感じてしまったのです。
王子様を否定するわけではなく、それは彼の歴史の立派な一部ですが、新たな面も追加して見せてほしかったな、という思いを抱きました。
贅沢な願いであることは百も承知のうえ、思いを自由に残すこの場のみで吐き出しちゃいました。
「The Greatest Concert vol.1」とのことですので、vol.2に期待しましょう!
それにしても、豊洲がなんと変わったことか!
昨年は赤坂ACTシアターでの開催を予定していましたが、ハリーポッターの専用劇場になってしまったための会場変更。
2017年のステアラ(笑)
ゆりかもめからずっと見てはいましたが、ここへ立ち下りたのは2019年のウエスサイドストーリー 招聘版以来でした。
かつては周りに何もなく、荒野とか原野とか言われていたのが嘘のように、広い視界はなくなっていました。
全く関係ありませんが、副作用による指のこわばり、前回ブログを書いたときよりだいぶ楽になりました。
最後のハラヴェン投与が3/3だったので、ちょうど一か月くらいですね。
まさに、「止まない雨はない」を実感しています。
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