ミュージカル「メリリー・ウィー・ロール・アロング」観劇。

 

かつては親友、今で言うならソウルメートだった3人が、仲違いした40歳の時から物語はスタートし、幸せだった10代へと逆戻りしていきます。

 

繰り返し流れるソンドハイム独特のメロディとともに逆光していく時間。。。。。

観劇後にじんわり胸が熱くなる幸せを噛み締めました。

 

作曲家フランクに平方元基さん:

ダブルキャストのことが多い元基くん。

今回はのびのびと、社交的にのし上がっていく青年を演じられていました。

 

脚本家チャーリーにウエンツ瑛士さん:

ミュージカルで拝見するのは2017年に上演された「紳士のための愛と殺人の手引き」ぶり。

フランクとは対照的な生真面目で地道な役柄を見事に演じられており、歌唱も演技も英国留学の成果が感じられました。

フランクとのハモリデュットエットがとても切なく美しかったなあおねがい

 

作家メアリ―に笹本玲奈さん:

序盤の中年女性のヤサグレ具合が素晴らしく、ラストで足をぶらぶらさせながら無邪気に微笑む少女との対比が見事でした。

 

女優でフランクの最初の妻ベスに昆夏美さん:

登場するなりいきなり感情を爆発させて歌う昆ちゃんの1幕での「Not A Day Goes By」は圧巻の一言。

同じメロディを2幕でリプライズとして歌う時は幸せな歌にも拘わらず、その後を知っているだけに余計泣けました。(動画2本目(part 1)の1分5秒当たりのうた)

この歌はソンドハイムの真骨頂と言える名曲ではないでしょうか。

「シークレット・ガーデン」を思い出しました。

 

このシーンで、アップになったりスポットライトを浴びることなくひっそり涙する玲奈ちゃんがそれはそれは美しかったおねがい

 

色っぽい上口耕平くんも良き良きでした。

発明家以外に演じたヘアスタイリスト役ではなまめかしく、センターでのダンスはバッチリ決め、ウィンクしたのを見逃しませんでしたラブ

中井智彦さんの生美声を浴びたのは至福の一言。

 

うっかりメリリーの動画を見てしまい、またあの音楽に没入したい衝動にかられてスケジュールを確認してしまっています。。。。

 

ソンドハイムの作品は、観劇後に夢を見ていたような、ふわふわした気持ちになります

(ジキル&ハイドは除く(笑))

 

 

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