今朝の読売新聞朝刊、山梨地方版に、
富士山山開き前の様子を取材した松本将統記者の記事が
寄稿されていました。
今年、いえこれからも富士登山をされる方全員に
読んでもらいたい記事なので全文を紹介します。
山開きを前に控えた6月28日、山小屋関係者が実施した雪かきを取材した。
横殴りの風雨の中、やっとの思いで辿り着いた9合目で見たのは
必死の形相で雪をかく役150人の列だった。
6月29日の読売新聞より
お年寄りや女性もスコップを握り締めて除雪をする光景に圧倒された。
彼らは「山頂での御来光を楽しみにしている登山客が
安全に登れるようにしたいから…」と口を揃えた。
残念ながら、山頂までの開通は7月1日に間に合わなかった。
しかし8合目で見た太陽は奇跡のように美しかった。
この夏、何十万人もの人が日本一の頂を目指すだろう。
その影には、登山者の安全のために汗を流す人々の存在があることを
忘れてはいけないと思った。
きのう、山頂までの登山道が開通しました。
今年の富士山での無事故を願います。