ヴィヴィのお引っ越し【フェリーで出港編】 | vivi+banvi

ヴィヴィのお引っ越し【フェリーで出港編】


今回のお引っ越しは、ネコと飼い主と車がみんないっしょにフェリーで海を渡ります。
大洗港から“さんふらわあ ふらの”に乗り、苫小牧港まで約19時間。
ちょっとした船旅です。


飛行機に乗れば、移動時間は格段に短くなるものの、夏場の飛行機にネコを乗せるのは心配。
気圧の変化や物音によるストレスもさることながら、
貨物室に乗せられるまでの行程で、熱中症になったりという事故もあるようなので、
今回は時間が長いだけがリスクと思い、フェリーのペットルームを利用することにしました。






時間に追われながら、14時過ぎに埼玉の家を慌ただしく出発。


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いつものドライブかしら、どうかしら?と首を伸ばして窓の外をうかがうヴィヴィを乗せた車で、
高速をひとっ走りです。
もうほとんど引っ越しを終えた気分で、
まだこれからの苦難の道のりを知らないヴィヴィと飼い主たちでした。










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大洗港で手続きを済ませ、飼い主たちに加えて、ヴィヴィ用のチケットもゲット。
入船後は小さなエレベーターでフロント階まで上がり、迷路のような船内を進みながら、まずペットルームへ。

ペットルームは、上段に小ケージ、下段に大ケージの計15個が設置された小さな部屋でした。

薄暗い室内のカーテンは閉め切りで、重く愛想のない金属製の扉が、外界からこの空間を完全に隔絶。
犬たちのハァハァという息づかいだけが聞こえる室内で、
空気清浄機が絶えずブーンっと唸って、部屋に充満する生き物のにおいを弱々しく吸い続けています。

ペットルームを管理する人も特に見当たらず、まるで倉庫のように雑多で、うらぶれた雰囲気のこの部屋。
ケージが並ぶ様は、監獄のようでもありました。




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きっと怖い思いをするだろうヴィヴィに、心の中で小さく謝りながら、
壁際の端のケージに入ってもらい、狭いケージ内にとりあえずトイレのみを設置。

あとは、愛用のかまくらベッドと熱中症予防の保冷ケースを入れ、
ごはんとお水は、心配症な飼い主たちがペットルームと客室を行ったり来たりすることを想定して、
その時々に与えることにしました。



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並んだケージが次々とやって来るペットたちで埋まり、それぞれの飼い主さんたちが去っていくのを横目に、
しばらくの様子見。


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この日はペット連れのお客さんが多かったようで、
大型犬が3匹、中型犬が1匹、小型犬が4匹、ネコ2匹の計10匹での出港です。

ケージ間の距離はかなり近く、間仕切りもないので、これだけ混み合った状況ではかなりストレスのはず。
飼い主だってちょっとストレスを感じる近さです。
悪いところに乗り合わせたなという苦い気持ちになりました。




そうこうしているうちに、18時半を迎え、出港時の大きな振動。
思うよりも大きな音と激しい揺れは、何も知らない彼らにとっては地震そのものです。
皆それぞれに緊張の面持ちで、身を縮めたり、そわそわしてみたり。

振動が収まった後は、ペットルームにひとまず落ち着いた空気が流れたので、
後ろ髪を引かれつつ、私たちもとりあえず客室に向かうことにしました。





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この時点で、すでにフェリーの選択に少し後悔。
ペットルームのあの様相を見てしまったら、
どんな良い客室に泊まったとしても楽しい船旅はできないと思いました。

でも、あとは飛行機か、予約が困難な寝台特急、もしくは長時間の新幹線での移動手段しか選択肢はなく、
今回はこれがベストな選択だと割り切っての船旅の始まりでした。












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