先日16日に札幌で第5回エステティックグランプリのエリア大会(地区予選)が
開催されました。
この1ヶ月、いろいろBlogを書きたいことは山のようにありましたが、
心境的に中途半端に書けず、今日に至りました。
(少し長くなります)
今期エスグラのことは何も書いてこなかったので、何から書いたらいいかまとまりませんが、
エスグラ3回目参加にして、初めて2店舗(ヴィサージュ本店とスパ・ヴィサージュ)をエントリーしていました。
その経緯は過去2回、大会に参加した本店勤務ネイリストの佐藤が
昨年の春くらいから炭酸ガスパックの施術をするようになり、化粧品も学び始めたので
本店もエントリーしてみる?と聞いたら「是非挑戦したいです。」と言ったからです。
また過去2回はモデルサロン優勝、フェイシャル技術準優勝と連続で受賞頂きましたが、
今回は上位を目指す・・・というよりは
全員の底上げをしたい。という思いがありました。
そして・・・毎年で考えると覆面調査結果がそれほどいいとは言えず、
年末には
「今回は出場権ないね~~」
と呑気に過ごしていたら1月に入りヴィサージュ本店が北海道3位でエリアファイナル出場となり(いつもはエリア1位のみ横浜セミファイナルに通過ですが、今年から全国90位まで地区予選が開催されることに)
で・・・3位までと個人サロン部門の上位2サロンで計5サロンで競技することになりました。
3位に入った本店・・・・・それはネイリスト佐藤が担当した結果でした。
1ヶ月前までは技術的に大会に出場できる状況ではありませんでしたが、自分で掴んだ結果なので最後まで挑戦してもらおうと思いました。
それは・・・一昨年の大会から今日に至るまでの彼女の進化を見てきたからです。
2013年4月モデルサロン部門でステージに立ちプレゼンをしたところから人生観が変わりました。
2年前、そこに立っていたのは一人エプロン姿のネイリスト。
プレゼンで自分を出すことも大変な中、夜中に台本の修正や練習にきて他のスタッフを励ましていました。
2013年 佐藤 大会後の感想文にはこう書いていました。
今回私はヴィサージュで唯一の専属ネイリストだったので、
出場が決まった時、
私がエステの大会に出て本当にいいのだろうか・・・
と思いました。
「同じような(小さな子供がいる)環境で
頑張っている日本中のエステティシャンやネイリストに、
佐藤さんなら必ず勇気を与えられるよ。」
と先生に言われステージに立たせて頂く決心をしました。
そして、覆面調査期間、大会準備、大会中と
エステティック&エステティシャンの素晴らしさに
驚きと感動の連続でした!!
「エステティック」がこんなに崇高な仕事だと言う事。
「エステティシャン」という職業が自分の為ではなく、
誰かの為に学び、成長する・・・
こういう意識でスタッフ皆がお客様に接していたのか・・・
と改めて気づく事ができました。
なんてちっぽけな自分・・・
小さな世界でネイル技術だけにこだわっていた。
エステティシャンは心も身体も癒す事ができる!
私もネイルだけじゃなく、お客様の幸せの為に
美容のどんなご要望でも答えられるようになりたい!
そして、エステティックグランプリの全てに携わる方々へ
私のできる恩返しは
自分自身が誰からも認められ、憧れられる
「エステティシャンとなること。」
美をトータルにご提供できるようになること。
ネイルとエステのお店に勤めて5年経った今、
やっとエステもできるようになりたい。と思えました。
エスグラに出させて頂いて、自分を客観的に分析できるようになり、 未来の自分に明確な目標を掲げるようになりました。
省略
良かったら続きはこちらから読んでください。
↓ ↓ ↓
2年前の大会後の感想文
この時の大会で彼女は確かに変わりました。
仲間を信じて自分の気持ちを出すこと。周りを本気で助け支えること。
今はできていなくても未来を信じて高い目標を持つこと。
それを自分ができる。と知って心の持ち方が大きく変わりました。
しかし私は、心が変わっても人は「スタンス」をあまり変えられないもの。と思っていました。
特に年齢がいくとなおさら、
できることしかやらない。
日常に追われ、やりたい。と思っていてもやってきたことでしか過ごせないもの。
数ヶ月後に書いてもらった感想文に
「エステティシャンになる」
と書いてあったのを見た時は、え??本気?と思いました。
もちろん嬉しかったけど、エステティシャンからネイリストになる人はいても
その逆の人を見たことが無かったからです。
テクニックはもちろん、知識の勉強が多いので
子供がいて、他のエステスタッフと接点がない環境でここから技術修得や知識を増やすのはいつになるだろう・・・と思っていました。
そして
昨年(第4回大会)では影浦のモデルとして参加し
影浦が、できるだけ本番のモデルで練習したい。と言っていて毎朝練習に付き合い、
講師の先生が来てくれた時は6時間ベッドに横になったまま練習につき合いました。
(もちろん全て業務以外)
今回代表エステティシャンとしてエリア大会(地区予選)に出場しました。
実質20日という短い期間で1年以上かかってもできない技術をしっかり身に付け
本番は落ち着いて所作も美しく行っていました。
そこにいたのはまぎれも無くエステティシャンの姿でした。
毎朝開店前に練習し、子供を寝かせてから22時以降に練習。
途中子供がインフルエンザにかかったりして朝まで看病しながら本人も体力の限界にきていました。
ピアノと同じでそう簡単には指が一つ一つ動いてはくれず、
密着する。密着していない。も判断ができず
姿勢が悪い。肩に力が入っている。というのもわからず、何度やっても振り出しに戻ってしまうできない自分に涙していました。
でも、全て乗り越えて本番を迎えました。
1ヶ月前のエスグラ勉強会&新年会で
他のサロンの方々に出場は影浦さんか斉藤さん(大会出場経験者)ですよね?
と聞かれ、
「いやネイリストのスタッフを出させます。
これから鍛えます。」
と言ったらひどく驚かれましたが、本番でも驚かれました。
「函館行ってヴィサージュさんでエステ受けたい」
札幌の有名なサロンオーナーの先生に言っていただいたり、皆さんに、
姿勢が美しい、心を込めてしているのがわかる。あの指の動きを1ヶ月でマスターしたなんて。と言って頂きました。
私は「とにかくここまで練習してきて、1度でもできたことを本番で出し切れないことが自分で後悔することだから、佐藤さんが後悔のないようにだけして。
それで選ばれなかったらそれはそれでいいから。」
スタッフ達も毎朝つき合い、練習モデルさんを探し、練習プランをたてたり閉店後も残ってつき合っていました。
突然の出場にスケジュールを全て変更し函館までスパルタ指導に来て下さった
レジャンデールの田口先生(昨年もご指導いただいている我らヴィサージュの師匠)
「私は佐藤さんだから教えるんだよ。昨年影浦さんの為にあんなに協力していた姿を見てたからね。今度は佐藤さんに横浜まで行けるようにしてあげたい。」
そう言って本気で指導してくださいました。
よく 人に与えた分が受け取る分。と言われる
100%与えると100%
120%与えると20%は未来に貯金される。
彼女はいつも120%で人に与えてきたから
沢山の人が応援し、もの凄い協力をしてくれました。
結果は残念ながら選ばれませんでしたが、彼女の受け取ったものは計り知れません。
沢山の人の協力があってここにいたから、答えられなかった自分に
悔し涙を流したけど短期間での急成長、そしてまたいろいろなことを周りに見せてくれた感動の1ヶ月でした。
エスグラにエントリーして3年目。
毎年毎年、スタッフ一人一人が大きく成長して、周りを巻き込み、
無関心(自分のことだけ)から関心、協力、応援、団結、感動、感謝という心の変化をみてきました。
1年目より2年目、2年目より3年目どんどん皆の皮がむけていくのがわかります。
今回共に戦った他4サロンはライバルではなく普段から一緒に勉強している仲良しのサロン。どこが出ても気持ちよく応援したい!
北海道・・・いやエスグラは全国仲間意識が強い!
「本物のエステティシャンを育成する」
同じ志をもった田口先生率いるレジャンデールの皆さん当日は全員で応援に来て下さいました。心強い&迫力満点(笑
Blogにも書いて下さいました♪レジャンデールBlog
本当にありがとうございましたm(_ _ )m
ここからまた経験を積んで一流のエステティシャンとして成長できるよう
ヴィサージュスタッフ一同頑張ります!!