前にもチラッとお話しましたが、先月末にお別れした大好きな歌い手さんがいます。。
彼は10年間歌うたいとして活動されてましたが、家業を継ぐために、今は全寮制の学校に通っています。
そんな彼が、忙しい最中、ブログを更新されていました。
その中に、『勉強したいと思ったときが1番身につく。勉強もけっこう楽しいよ。』という言葉がありました。
私がそのことを母に言うと、母は「この10年間は何やったんやろうって思うんちゃう?」と言いました。
だけど、私は即座に「それは違うよ!10年間自分の好きなことを悔いなく全力でやってきたからこそ今に至るわけで、もし、歌の世界を諦めて家業を継いでたら『あの時やっとけば良かった』って後悔が残ってたと思う。
この10年間があったからこそ、勉強も楽しいと思えるし、家業を継ごうとも思えたんやと思う。この10年はムダじゃなかったよ。きっと。」
私は自分で発したこの言葉に驚きました。
私は毎日をうまく過ごせてるとは思えなくて、いつもどこかに不安を持っていたから。
私は彼の歌うたいとしての姿をずっと見てきて、どれだけ歌うことが好きかもずっと見てきたから、この言葉が出たんだと思うけど、もしかすると、自分に言い聞かせるかのように自然に出てきたのかもしれない。
一日一日を生きていく中で、ムダなことって何一つないんだと思う。
日々を大切に生きていきたい。そう思うと同時に、何か新しいことを始めたいとも思ったのでした。
たまにはね。まじめな話。