ここで、わたしのジェネラリスト・かかりつけ医について。

 

 

フランスは知っての通り医療もかなり分業化していて、病院にかかりたい時は基本的にまずはジェネラリスト(généraliste/médecin Traitant)にかかります。

(緊急な場合などは救急やへ行ったり、SOS medecinなどへ連絡したり?)

 

そして、このジェネラリストが、必要に応じて検査の指示を出したり、然るべき専門医への紹介をしたりします。

なので、このジェネラリストの采配次第でその後の運命が決まってしまうかも?!?

 

 

 

わたしの場合は、ほんと、最初にジェネラリストにかかった時にすぐにしかるべき血液検査の処方を出してもらって、すんなりと持病が発覚したわけですが。

今になって思うのは、この時発熱していたことについては、結局うやむやになった気がして。

悪性リンパ腫の特徴的な症状として、発熱、寝汗があるのです。

もしかしてこの時すでに悪性リンパ腫が潜んでいたのではないか?

別の病気が発覚してしまったばかりに、そちらに目が行かなかったのかも?

こればかりは本当に今更だし、仕方ないんだけど。

 

 

 

わたしは6年前にフランスのこの街にやって来て、すぐにはジェネラリストの登録をしませんでした。

体調不良があった時に初めて、夫や夫の家族がかかっているジェネラリストへ行った。

そしてそのままそのお医者さんがわたしの担当医になりました。

物静かな感じの人だったんだけど、何というか、テンポが合わないというか。。。

こちらが話すと、すぐに返事がなく、いつも空白の時が流れてから返事が返ってくる。。。

 

何となく合わないなぁと思っていたら、ある時セキュリテソシアルから、

「あなたの担当医は退職したので、新しい医者を登録してください」

と手紙が届いた。。。

 

その後何かでジェネラリストの所へ行くことがあり、同じ電話番号にかけると、新しいお医者さんが代わりにキャビネにいて、そのまま引き継ぎという形でわたしたちもその新しいお医者さんが担当医になった。

 

このジェネラリストがなかなかに真面目で感じも良く。

また、予約もすぐ入れてくれるのもよい。

たまに翌日とかになることもあるけれど、基本的にはその日のうちに診てくれます。

そして日本贔屓w

ちなみにこの方の弟さんは小児科医。

兄弟そろって医者ーーー

 

 

ということで、フランスの医療事情には物申したい方はたくさんいると思いますがw、わたしはジェネラリストには満足しています。

(受付のおばさんはちょっといけ好かないけどねw)

 

やはり何もかも分業なのは、面倒くさいしややこしいし時間かかります。

日本だったら、クリニックでもその場で血液検査できたり、大学病院ならば概ねの検査は院内でできると思うんだけど。

こちらでも急を要する場合はお医者さんが検査予約ねじ込んでくれたりするけど、急を要するかどうか分からない場合、後からあの時もっと早く検査してれば、、、となることも無きにしもあらずではないだろうか。



わたしは結局あの時もっと早くできてれば、的なことにはなっていない(と信じたい)けれど、それでも進みが遅いと感じてヤキモキはしました。

ついついネットで検索して、日本での病気発覚から治療に入るまでの速さに慄いてましたw