vivayawaragiのご機嫌ブログ~古武道と拳法と日本古来の療術を求道する男のブログ~

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古武道と、拳法と、日本古来の療術を日夜求道し、追い求め、彷徨い、時々道に迷っている男のブログです。

この一ヵ月位で、ウチにご来店いただいたお客さんの中で、ギックリ腰で来られた方を三人見た。

 

10月になって急に冷え込んだ季節になったからか、腰痛を訴えられる方が増えてきた。

 

先日お電話があったⅯさんは、まだ若い主婦の方で、肌寒い日に公園で子供を遊ばせていて抱っこしたら 「グキッ」 と腰がいってしまい、動けないので出張出来てほしい。とのことだったので、愛車のバーグマンに乗って出張に行ってきた。

 

まだ建てて一年ぐらいの新しい家だろうか。スイッチで施錠が解除された玄関に驚いていると、生まれたての小鹿のような状態のⅯさんがわざわざ出迎えてくれた。

 

早速施術に取り掛かる。辛い中、何とかうつ伏せになってもらって足の長さを図ると、左右で長さが全然違う。

 

3~4センチ長くなっている左脚の外側の脇、そこに腰椎五番から出ている神経があり、触ってみるとゴリゴリとしていて、身をよじらせて痛がった。

 

(こりゃ、腰椎が捻挫してるな・・・・・)

 

衣服を少しだけ降ろして腰を見せて頂いた。そうしたら、腰椎五番辺りが丸型の古墳のようにぼっこりと腫れあがっていた。

 

(こりゃ、完全に捻挫だ・・・・・)

 

腰椎五番は人間の構造上、最もよく捻挫を起こす。左右どちらかに腰椎五番がズレてしまうと腰椎を繋ぐ靭帯に損傷が起きて、膝や足首の捻挫同様、その部分に水が溜まる。

 

そして腰椎五番が前方にズレた側の骨盤が前方に引っ張られて、前方変位を起こし、その側の足が長くなる。

 

この手の受傷者は、はっきり言って捻挫なので、施術をしても一週間は良くならない。しかし、ズレた腰椎五番を元に戻さなければ、捻挫の炎症が治まってもずっと慢性腰痛として引きずってしまう。

 

そこで、俺はいつも腰椎捻挫を起こしているだろう人には、やわら医術の技 「騎龍法」 を使う。

 

「騎龍法」 は龍にまたがっている様。からその名前が憑いたそうだが、俺には龍にぶら下がってしがみついているようにしか見えない。

 

要は、後ろから抱き着いて、身体を使って腰椎を引っ張り戻すのだ。

 

 

渾身の力でⅯさんの上半身を引っ張ると、ボクンと言う音がして腰椎五番が動いた。

 

これで確認をしてみると、左右の足の長さが揃い、先ほど痛がった足の脇にある腰椎五番から出ている神経のゴリゴリは消失した。

 

あとは、ご本人が持っていたシップを腰に張って、「しばらくお風呂はやめてくださいね~」 といって帰ることしかやることがない。

 

後日、もう一度見てください、という御依頼を受けてご訪問した折、

 

「前回の施術の次の日から凄く腰が楽になりました。」

 

というお言葉を頂いて、良かったなと実感した。

 

よくカイロプラクティックでは、腰椎に対して捻る形の矯正をする。

 

それに対して、日本の療術はほぼ牽引を使って矯正をする。

 

足に神経症状が出るような腰椎の捻挫には、俺はこの牽引の方が理にかなっているのでは?と思う次第である。