デナリ国立公園に
また来た一番の目的。
バックカントリーキャンプ。
公園内のキャンプ場じゃない場所でキャンプする。
キャンプ場にはトイレや水道があったりしますが、
バックカントリーは何にもない。
全て大自然の中。
テントを張るにもバスが通る道路から見えない位置で
公園内を何十ブロックかに分けてあり、ひとつの区画に1日数人などの人数制限があったり細かい決まりもあります。
私たちは比較的道から近い
ブルーベリーが多い場所にしました。
ブルーベリー狩りをしようと!
が天気は雨。
冷たい雨に降られ
ふわふわの苔が生えて歩きにくいのに
苔が雨水を吸い込み水スポンジの上を歩いているみたいで
ゴアテックスの靴も何処からか浸水し始め。
気がつけば
動物の糞だらけ。
恐らく
クマ🐻の、、、
しかも新鮮そう…
ブルーベリーが多い=ブルーベリーを食べるクマが多い
当たり前な話だ。。。
重い荷物と
苔に足を取られ
小川に行き先を塞がれたり。
なんとか必死の思いで
テントを張る。
周りを見通せる場所で、
クマが出ても見える場所を選んだ。
食べ物はベアコンテナといぅ動物達が開けれない容器にいれ
テントと離れた場所に置く
さらに食事を作る場所も別にする。
動物たちは鼻がめちゃくちゃ良いので
とにかくテントと離すのが大事。
テントと離す=行くのが面倒
まして雨。
一度レインウェアを脱ぎ
濡れた服や靴下を着替えテントに入ったら
雨の中
クマに怯えながら食事を作り食べるのはかなり辛い。
トイレに行く事すら嫌だ。
ので水分も極力取らず
限界まで我慢しトイレへ行ったついでに
シリアルバーを一本だけ食べた。
行く前は大自然の中で、
暖かい食事を作り
ウィスキーを飲もう。
なんて言っていたのは夢の世界。
テントに戻りひたすら寝た。
朝になるのを待った。
寒さとクマに怯えながら
朝になるが、雨。
もぅ嫌だ。
2泊の予定だったが、
キャンプ場へ帰る事にした。
大粒の雨の中
急いでテントをたたみ
バックパックに詰め込んで
重い荷物と
スポンジ苔に足を取られながらも
必死にキャンプ場へ帰った。
そんな
修行のような
キャンプがしたくて
デナリにまた来た。
自分の無知さと
弱さを知る2日間だった。