さかのぼること
50年前
九州の山奥で生まれた少年は
夏休みになると
早朝から山に入って
クヌギやナラの木を
足で蹴っ飛ばし
落ちてくる
クワガタやカブトムシを捕獲して
意気揚々と
家に持って帰っていた
お昼を食べると今度は
家の下に流れる小丸川へ降りて
石投げをしたり泳いだり
ヤマメをモリで突いて
獲って帰って
夜ご飯のオカズにしたりしていた
川から帰る途中
虻に刺されて
腕とか太ももが赤く腫れて
めちゃくちゃ痒かったのを
今でも忘れてない
そして夕方になると
入道雲が立ち
雷が鳴って
夕立がくる
雨どいから溢れて
地面に叩きつけられる
雨水を見ながら
少年はぬるいスイカに
かぶりつく
夕立が上がると
気温が下がって
ひんやりとした肌感で
どこからか
ひぐらしの
鳴き声が響き渡り
だんだん暗くなって
少年は寂しくなってくる
夜になると
家の灯りめがけて
蛾や小さい虫がたくさん集まってくる
まれにカブトムシが
飛んで来るので
捕まえてこれもカゴに捕獲
朝獲れた
クワガタやカブトムシと
戦わせて遊んだり
食べたスイカの皮を
カゴに入れてエサにしたりして
可愛がっていた
今みたいに
スマホもゲームもない
なんならテレビもロクに映らない
全ては家の周りで
遊びをまかなう
そんな夏休みは
本当に本当に
かけがえのない
日々だった
あの頃には決して戻れない
でも、戻れないから
思い出なんだろう
自分のルーツはここにしかない
そう思える
大切な大切な思い出
うさぎ追いしかの山
小鮒釣りしかの川♪
ありがとうございました(^。^)
……………
大阪府の旬野菜が自宅で楽しめる↓

