今回は、東洋医学の知見からみた春の季節のからだにはどんな変化があるの?というものを簡単に私なりにご説明します。
東洋医学では「陰陽五行説」という考え・世界観があります。
春夏秋冬のそれぞれの季節で、他よりも「或る種類の気」が高まったり停滞したり変動する、という考え方があります。
春は「木」(もく)の気が旺盛になる季節で、
怒りっぽくなったり
目・つめ・筋 の不調が起こりやすく
肝・胆の気が高まり(人によっては)肝臓と胆嚢に負担がかかりやすい
という身体の捉え方があります。
啓蟄が過ぎ、だいぶ太陽が高く昇るようになりました。
寒い日も続きますが日の照らす力は確実に強さを増しています。
したがって「自律神経の振り幅」が大きいがために、からだの内外では様々な不定愁訴が現れます。
花粉の飛散もあるので目の痒み・かすみや目の奥の鈍痛・頭痛が出たり
寝違え・ギックリ腰・四肢の神経痛などの急性痛
といった春の季節特有の症状が陰陽五行からみても説明ができます。
これらの諸症状に対応した手技で整えますと、軽いものなら1回の施術で解消することもよくあります。
ご紹介で初めてご来店頂いたお客様。
「眼の奥の頭痛で薬が効かなくて困っているんです!」と。
若い女性のお客様で、マッサージや整体などはよく利用していて体のことには興味があるとのことでしたので、東洋医学的視点では「胆の気」が高まり過ぎてバランスを崩している体です、とご説明。
左への側屈が右よりしにくくなっていて頭頚部が回旋していました。
全身を調整して仰向けで仕上げる際には「頭が痛くないです~」と。
「こんなに直ぐにスッキリしたの初めてで、びっくり桃の木山椒の木ですー!」(原文のまま)
喜んで頂いてこちらも大変光栄でした。
観察に基づいて経絡を使って的確に整えることが出来ると、首や肩や背中や頭をたくさんほぐしたりしなくても、痛みが勝手に減ったり無くなったりします。
首や肩のコリからくる緊張性頭痛だからと、たくさん揉んでもらうと満足感があるかもしれませんが、反って刺激過多となり帰宅後にもっと頭痛が強くなってしまうこともあります。
春はこのように胆経と肝経の経絡ラインの問題が出やすい季節です。
左右に上半身を倒してどちらかやりにくい
左右の片方だけ肩や腰や背中が凝る
左右どちらか片側だけの片頭痛
など、左右の片側だけの不調が出やすいのが特徴です。
早めに気づいて症状が強くなる前に対処してあげてください。
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