高鶴さんご一家の展覧会が久山レスポアールで開催されています。
お父上の元氏が久山に窯を開いて60年、
上野から移ってこられたときは、これからどうなるか分からないという中で、
ともかくまずは伊野皇大神宮にお参りにと行かれた時に、
仙人みたいな方が現れて励ましてくださったそうです。
その翌日、地元のある方が当時300万円もの大金を寄付してくださったとか。
それから大、中、丹穂の二男一女にも恵まれ、
この間にも日本工芸会会長賞を続けて受賞、
その後ハーバード大学に研究者として招かれ、家族とともに渡米。
アメリカで日本文化を広めるとともに、
3人のお子様もそれぞれ、陶芸家、彫刻家、ガラス工芸家として
今では、世界的に活躍されていらっしゃいます。
元氏自身も久山とアメリカを行き来され、作陶に励まれるとともに
上野焼の歴史を伝えるべく掘り起こしたものの研究をされています。
また長男の大氏は久山で元氏から引き継いだ工房で作陶を続けられるとともに
掘り出された以前の上野焼の破片を再度焼いて当時の色をよみがえらせ、
現代風にアレンジして素敵な菓子皿などに再生されています。
ともかくエネルギーに溢れるご一家と作品群です。
ファミリー展は7月13日まで開催されています。
梅雨の晴れ間にでもご覧になれば、こちらも元気をいただくこと請け合い!