我がやどにもみつかへるて見るごとに
妹をかけつつ恋ひぬ日はなし
[わがやどに もみつかえるて みるごとに
いもをかけつつ こいぬひはなし]
(万葉集 巻第八 秋の相聞 田村大嬢)
(意訳:私の宿に色づいたかえでを見るたびに
あなたのことを恋しく思わない日はないのです。)
秋ですね。紅葉が美しい季節です
この歌は美しく色づいた紅葉や楓を見ながら、恋人を想って歌ったものです。
歌の中の「もみつ」は紅葉、「かえるて」はカエデのことで、
「かえるて」は楓の葉の形がカエルの手に似ていることから名づけられました。
紅葉狩りにお出かけされる方も多いかと思います
お出かけの際は温かい服装で
そして乾燥する季節なので、お肌の保湿とUVカットをお忘れなく