22歳の時に初めてのボーナスで買ったカメラです。
確か50,000円ぐらいしたと思います。当時の収入を考えると頑張って買ったのです。
PENTAX(当時はASAHI PENTAXと言っていました)
ストロボを付けるお皿が上についている古いものです。
ニコンとどちらにしようか迷いましたが
私の手のサイズに合う少しだけ小型のPENTAXに決めました。
今の時代のカメラに比べたらけっこう重い当時のカメラです。
よくこれをフツーに首にかけてうな垂れるれることなく、肩こりもしないで
1日下げていられたと自分の若さに眩しささえ感じます。
月に何本もフィルムを買って写すと上達すると言われ
外出の度にこれ!と心が動いたものを撮ったものです。
今のデジタルとは違い
現像しないとその場ではそれがどんな風に撮れているかの確認もできないし
何本も撮れとアドバイスされても
バチバチ何カットも撮るほどお金もかけられなく
そんな制限の中で、絞りとシャッタースピードをうまく手動で組み合わせて撮るのが
とても楽しかったです。
手放し難くタンスの隅に長い歳月しまっていましたが
いよいよお別れしようと決めました。
それでその姿を写真に納め、このブログに残しておこうと思いました。
当時はモノクロの写真が好きだったので長いことモノクロフィルムで撮っていました。
ユージンスミスの奥深い写真や
森山大道の彼独特の粗粒子の写真に感動していたからだと思います。
もう一台あるPENTAX、それもデジタルではなく2000年ごろ買ったと思いますが
同じくお別れしようと思っています。