おもろいという深さ | marinのブログ

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レオ&ルナと共に!

 

今日から開催ですニコニコ

 

読売新聞に師匠のお人柄がよく伝わる記事が掲載されたそうです。

 

 

 

 

 

京言葉で面白い、おもろいという表現は関東の面白いとはだいぶニュアンスが違うと思います。

 

タイトルにある「読める字で面白く」

 

を関東風に読むと

字形を面白くデフォルメしてるとか

美しさとは違う表現なのか

とか勘違いされないかとハラハラします。

 

 

と言っても私は京都生まれでも京都育ちでもないので

きちっと面白いはこうこうですと説得力を持ってここで言えません。

 

 

 

師匠のもとに書いた作品を持って見ていただく時に

”おもろいなぁ!と前のめりになって目の前の壁に広げられた作品を見てしまう

そんなのを書いてこないとなぁ。

 

 

いい味出てるなぁ〜という言葉もそういう風に作品が醸し出す味わいで

ただ上手に書けたなぁ〜ではダメなんや”

 

 

 

そんな言葉をまだ入門して間もない頃に先輩の添削の時に話していらした。

 

なるほど”おもろい”とはそういう深さがあり

”いい味”は上手だけでは到達しないもう一つ上の言葉であること。

 

 

味があるという言葉は日常時々使ってはきましたが

あの独特のイントネーションで言われる

いい味でてるなぁ〜

は、さらにその味の世界を深く感じさせてくれるのです。

 

 

私はこの記事のタイトルを

「面白く」ではなくおもろいのニュアンスが伝わる言葉で書いて欲しかった・・・

 

 

今年の読売書法展の出品作品1点を選別するお稽古で

作品の切り落とす部分に一筆書かれていた言葉

(コロナでずっと2年近く通信のお稽古)

 

 

「いい味でています」

 

 

これとても嬉しかったですが、本当は先生の言葉で

 

いい味でてるなぁ〜

 

が聞きたかった・・

 

 

 

長年所属していた会を離れ

憧れだった師匠に師事して13年になります。

 

”おもろいなぁ”の一声は

4年前の展覧会の選別でいただきました。

 

その時は

えっ!!!本当、本当??と心の中で、心の中の顔が

泣いたり笑ったり

していました。

 

 

終わりのない道の途上で明日2年ぶりに先生にお会いします。

 

 

 

私もお膝で学びの途上だワン