masami です。








生死~いきたひ~家族で看取る
ドキュメンタリー映画&講演会のために
大垣にあります、大垣市総合福祉会館まで行ってきました。


友達が、こちらの上映会の主催となることを知ったのが去年の事。
2016年の11月開催という事以外、何の詳細も決まっていなかったのですが
「必ず行くから詳細が決まったら教えてね」と、その場で行くことを決めた1つの予定でした。

以前ご紹介した「かみさまとのやくそく」は生まれてくるお話

それに対してこちらは
死に逝くお話

真逆の話~と思ったのですが・・・
そうではなく。

生があるから死があり、
死が決まっているから生を生きる。
死と向き合うことは生と向き合うこと。

そんな理由からも観たいと思った私でした。




今回はドキュメンタリー映画ですが、ナレーションも音楽も歌もありました。
しかも全て(脚本、ナレーション、曲作り、歌)を、初監督である長谷川ひろ子さんが手掛けています。
全て初チャレンジという驚きの作品です。

ご主人が癌で余命宣告を受けてから「生還への軌跡」として撮影を始められたようでした。
家族で看取ることになり「二人で一緒に見返す」その日は訪れなかったのですが・・・。
今回の映画誕生となりました。
「天地合同制作で完成しました」と話されていたことがとても印象的。



冒頭に登場する人形たちに胸が熱くなり、
(今は失われつつあるかもしれない風景かも)
冒頭のナレーション(監督であるひろこさんの声)

マザー・テレサは言った
「たとえ人生の99%が不幸であっても、最後の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものにかわる」



この言葉に涙が溢れてきた私です。

何故涙が溢れたのか自分でもわかりませんでした。が、確かに溢れてきた感情~


映画に登場する「看取り士」
「納棺士」ではなく、余命宣告を受けてから納棺まで、抱きしめて送る 旅立つ人を支援する職業が「看取り士」
初めて知りました。
まだまだ知らないことだらけです。

映画「おくりびと」のヒットで「納棺士」にスポットが当たったように「みとりびと」が映画になれば「看取り士」の活動に世間の関心が向くだろうと誰かが映画にしてくれたらいいのに・・・と監督のひろ子さんは思われていたようです。
そんなとき知人から「ひろ子さんが自分で創れば?」と電話があり、スイッチが入ったとのことでした。
これも全てタイミングだったのでしょうね。きっと・・・
そして覚悟を決めた途端、次々と奇跡的に、映画制作は導かれるままに進まれたとのこと。
思いだけで完成した奇跡の映画。

そんな思いが伝わるのでしょう。
色々なシーンで涙が溢れ・・・思いが溢れた私。号泣寸前のシーンも・・・



◎生きていることは感動していること
「いかに生きる」が「いかに死ぬか」
「いかに死んだか」が「いかに生きたか」

◎人生の終わりの時、決定的なことは
どれだけ手に入れたかではなく
どれだけ人に与えたかということだ


何十年も前から私の中にある言葉です。



今回の映画でこの言葉が、凄く府に落ちました。
死生観や、価値観は人それぞれ全く違うので一概にはいえませんが、私にとっては府に落ちる事が本当に沢山あった映画です。


マヤ暦以外で、こんなに「府に落ちる」ことも久しぶりです。
本当に・・・


帰りに監督のひろ子さんとお話もできて、より感動が増しました。

出会えて良かった。
ご縁を繋げてくれた、主催のお友達Aさんに心から感謝です。






続く・・・












今日も1日笑顔でね。
今一瞬を大切に生きよう。