司法修習生を悩ませている研修期間の間の生活資金について

2011年より、司法修習生の生活資金は以前と異なり、給与制ではなく貸与制に変わりました。
(つまり今年から)
ロースクール設立時、当初政府が見込んだ司法試験合格者は年間3,000人強。
それまでの旧司法試験の合格者から考えると大幅に増える・・・と考えていたわけです。
つまり司法研修時にかかる研修生の生活資金を国が丸々払うという事は国の出費が合格者が増えた分だけ増大する・・・という結論になり、
それは、あかん!!
と判断した各党から声があがり

2004年に裁判所法が改正され、生活資金は給与制ではなく、貸与制にしましょ~~っという結論になりました。
でもすぐに施行はできず、かれこれ年月が経ち、今年ようやく切り替わりました・・・。
ってのが貸与制に変わるまでの変遷

でもね、
実はこれ、かなり法律家目指す人間にとってはありえんのです!
旧司法と違い、新司法はロースクールに通うために大概の学生さんが奨学金などを借りることになります。
しかも学部と違い、学費は高いです

なのでロー卒業するまでに沢山の負債を抱えている学生さんが多いのです。
そのような事情な上、更に合格後研修所に入ると生活資金が貸与されるのです。(つまり負債が増える・・・)
しかも、
そんなんありえね~~、オレはアルバイトして生活資金ぐらい稼いでやるぜ

って男気溢れる人も多々いらっしゃるでしょうが、
なんとアルバイト禁止なんです
えっ??
って感じでしょう。
自由に稼いで良いならまだ意味がわかります。
男気溢れる方でしたら、眠い目こすりながらでも自分の食い扶持くらい自分で稼ぐ事も出来るでしょう。
しかし禁止なんですよ、禁止
じゃあ、何。
借金して拘束されねばならないのか??
って意味がわからない展開になるわけです。
しかも当初予定していた3,000人の合格者というのは実現せず、2000人強。
えええっ
って感じですぅ。
目論見が甘いのか、計画がずさんなのかわからないですが、なんだか上手く運営されていないなあと思います。
ここからは私の考え。
私は彼が司法試験受験生という立場だから、判官びいき的になっているのかもしれないけど、
やっぱり貸与制はおかしいと思います。
たとえ合格者が計画通り3,000人だとしてもね・・・。
生活資金を稼ぐ手段を与えないのに拘束する・・・ってあんた、それ、なんか身体の自由を奪ってないかと思ってしまいます

もちろん3,000人の給与を給費するからには大きく財源に傷がつくのは否めないと思う。
だから国がそういった結論に達した意味もわからなくはないです。
だけど、この国にはまだ他に無駄な場所に財源を使っているところがあるようにも思う。
(具体的に深く勉強してないので偉そうには言えませんが・・・)
こんなことしてたら、本当に法曹を目指す人なんてどんどん減ってしまうよ・・・。
だって損なことばかりじゃんね。
優秀な人間が法曹界を離れることを懸念して日弁連は貸与制に異議を唱えています

なんの為に法曹人口を増やそうとしたのか、今一度考えて欲しい。
そう、裁判員制度なんかもはじまったけど、日本は法曹をより身近にするために、法律家を増やしていくつもりだったはずなんですよね

なのになんだかいつのまにかわけのわからない状態になってしまったようです。
で、実は
民主党が給費制維持の方針を決定したらしいんですよ
一応与党。影響力はあります。
これからの未来ある法律家の卵達が、純粋に法律家を目指せる世の中にかえてくれるのを楽しみにしてます。
貸与制は私達にもかなりの懸念事項になっておりますので、なんだか超ながながと書いてしまいました。
イロイロ思うところがあると思いますが、ゼヒ法律家を目指しやすい国にして欲しい。