今日は【白斑】についてお話しいたしますね
別名、「白なまず」とも呼ばれています。
この病気は、なぜ起こるかというと
皮膚のメラニン色素を作る機能が低下し
肌の皮膚の色が部分的に白く抜けていく病気です。
日本では120~240万人いると言われています。
かの、○イケル・ジャクソンもこの病気で肌が白くなったと言われています。
現段階で分かっている事は、メラノサイト(シミの色素を出すお母さん細胞)が消失・破壊され
色素を出せなくなるというしくみ。
原因・・・現段階では仮説
免疫障害説
過度のストレスにより自己免疫に異常が起こり、メラニン色素を形成する細胞を壊したり、
機能低下を引き起こすことで色素の脱失が起こり白斑が発症する説。
遺伝説
発症者の約20%の確率で家族の方にも同じく発症している。
自律神経障害説
白斑発症位置が神経の支配領域に一致する。
白斑部に一致して自律神経の変化(発汗異常)が認められることがある。
また、皮膚の神経終末とメラニン細胞が接続されているため。
治療・・・根本治療はない(下記は対処法)
外用治療
ステロイド剤、血行促進剤の使用
紫外線治療
PUVA(プーバ)、ナローバンドUVB、エキシマライト、MEL
以上のように、この病気が直接、「死」にかかわるものでございませんが
発症者や、そのご家族には、計り知れないご苦労と心労があると思います。
1日でも早く、医療の進歩とともに完治する薬や治療法が開発されることを願っております。