2024年1/15【696】??? 難易度2 
 
歳のせいか昨年から体の節々か痛い。
 どうしたものかと体関連の本を探すうちに見つけたのがコチラ『チベット体操』の本。

 チベット体操なんて聞いたこともなかったけれど、本書の奥付を見てびっくり。
 1993年初版発行の2020年14刷りである。

 えーっ、どれだけロングセラーなの!? 
ほぼ30年! 

 なんでもチベット体操とは長いあいだ日本のみならず世界中で親しまれている伝統ある体操らしい。
 読者からの体験談もたくさん載っているが年齢も国籍も実にさまざま。 
 体操の特徴としては、古来より伝わるチベット僧の秘技、的な感じ?
 呼吸に注意しながら5つの儀式を行うだけで若さが甦るというではないか。 

 この体操、もとい儀式により、体内のチャクラの回転スピードが整い、体のエネルギーが正常かつ強力になるという。 
 結果20歳くらい若返って見えたり、各種不調は改善し、エネルギーに溢れ、体調も絶好調になるそうな。 

 うーん、胡散臭い!

 だがこれだけのロングセラーなのには何か理由があるはずだ。
 ならば自分で試してみるのみ! 

 というわけで、年末あたりから絶賛実験継続中である。 

 やる儀式…というかポーズは、いたって簡単。
 5つの儀式のうち、第一の儀式はクルクル回るだけなので、正味4つの体操だと言っていいだろう(え、ダメ?)。 

 とはいえ。スミマセン、完全にバカにしていました。
 意外と…キツイ…このポーズ、いや、儀式!

 《第一の儀式》そもそもここ30年くらいクルクル回る必要なんてなかったため、6回くらいで目が回ってフラフラになってしまった。 

 《第二の儀式》足をまっすぐ上に上げる…まっすぐ…まっ…イテテテ、上がらないっ!

 《第三の儀式》後ろに反りかえ…反り…イテテテ、ここ20年くらい前屈みばかりで反りかえることなんてなかったから、キツイ! 

 《第四の儀式》何このポーズ?!どうなってるの? 

 《第五の儀式》グッ、なんか、頭を下にするなんて、これまた四半世紀ぶりにやったから…なんだか頭がクラクラする…

 と『第一週目・それぞれの儀式を3回ずつ』やるのがツラくてツラくて。これだけでじんわり汗ばんでくる。
 フゥー、お主、なかなかやるな。

 現在は本書に従い少しずつ回数を増やしているところ。 
それが意外と慣れるものでね。苦痛も減り少しずつ楽にできるようになってくるではないか。

 うーん。でもこれって単なる『ストレッチ』なんじゃいの? 
普段使わない筋肉を使って身体のバランスを整えているだけなんじゃない?

 本書によれば、『チベット体操』はアイソメトリック運動(静的筋収縮による筋肉トレーニング理論)ではなく、あくまでチャクラの回転スピードを正しくすることにあるらしい。

 正直私はチャクラの存在自体を信じていないため半信半疑ではあるが、現代の科学では解明されていないパワーみたいものの存在は否定しない。

 だが先日読んだ【錯覚の科学】でもあったように、もしかすると大いなるバイアス(先入観と思い込み)、もしくはプラシーボ効果も少なからずあるのではないだろうか。 

 そしてどうしても謎なことが2点。

 ①第一の儀式の回転方向が決まっているのはなぜか。逆方向はダメなのか。
 ②実は最後の秘技・第六の儀式なるものが存在するのだが(なんのことはない極々普通の体操)、なんでもこちら、性エネルギーを上昇させる諸刃の剣的儀式らしく、決して安易に行ってはいけないものらしい。

なにそれ(笑) 

 この2点だけは、ちょっと説明を求みたい。

 私は実際それで体調に何か変化はあったのか?と問われれば、この体操が原因なのかは不明なものの、最近胃腸の調子が絶好調になったということだけは事実である。 

 お金もかからないし体を偏りなく動かすことはメリットしかないと思うので、もうしばらく続けてみようと思う。 

 さて私は今年、無事に20代のピチピチ娘へと変貌をとげることができるのだろうか?
 乞うご期待。

《後日追記》
指示に従い各秘儀を15回ずつ!までできるようになったものの、新年度のアレコレで一度中断、現在は5回ずつから再スタート中である。