2023年9/15【667】very good!難易度3

中3娘の模試の結果が帰ってきた。
得点××、偏差値××、順位××、志望校×判定、あと××点足りない、この教科が弱い。

そこに彼女の興味関心は何一つ反映せず、あるのは志望校合格のための数字ばかり。←模試ってそういうものだけど

そして二学期に入り学校に行けなくなった子どもたちの話もちらほら耳に。
学校の授業に関心が持てない、無理して皆に合わせるのがツラい…etc.

違和感である。
既存の枠を基準としそこに当てはまることをヨシとする学校教育の姿。
子どもたちの個性、素質、興味、関心は、二の次なのか?
合わない型にムリヤリ押し込められることが彼らの満足で、成功の証で、それが幸せだと?
『他の皆と同じでいい。ただ、他の皆より優秀でいなさい』
…なんか違わない?

一個人のパラメーターは数百数千とあるでしょう?
それをたった一次元で評価するのはおかしいでしょう? ←だんだん興奮してきた


そーんな私のイメージを見事に視覚化した図まで載せてあった本書!
そう!これなのよコレ!


現在の世の中は、大人の都合の良~いように、合理的効率的に作られ動いている。
これは単なる仕組みの問題であり、そこから外れること、敷かれたレールを外れることは、何~も悪いことではないのだ。
(そうだそうだ!)

ほれほれ、ココにこうして既存のレールから外れまくって好きなことをして成功している例がたくさん載っているでしょ?
(わお!)

じゃ本書のタイトルどおり『好きなことだけで生きていいのか?』と問われれば!

それにはコツがあるのだよ諸君。

①「成功」ではなく「充足」を求めよう
②「大きな情熱」ではなく「小さなモチベーションを」を持ち続けよう
③そのために、まずは自分自身のことをよ~くよ~く知る必要がある
④そして極論を言えば「今この一瞬に真剣に向き合う」それの積み重ねなのだよ


フムフム、確かに私自身も充足感が得られるのは『自分自身にとってかけがえのないことに熱心に取り組んだ』ときであり、そこに興味関心がなければ単なる虚しい『達成の結果』にしかならない。

だからまず①はすんなり理解できる。
やっかいなのが②③である。
ここで勘違いをしてしまう人が私を含め殆んどではないだろうか。


私は学生のころCAになりたかった時期があるが、もしあのとき『大きな情熱』に従い具体的な行動を起こしていたら大変なことになっていただろう。

よくよく自己分析すれば、私はただカッコいい制服が着たかっただけであり、飛行機と海外旅行が好きなだけだったのだ。
もし運良く(運悪く)CAになっていたら、不規則な勤務、オヤジによるセクハラ、高圧的な乗客、同僚のキラキラ女子なんかに馴染めず、一年と経たず病んでいた自信がある。


『やりたいこと』と『自分の強み』は別物なのだ。
そしてその『強み』を知るには、自己分析ではなく何かの『行動』を通してでないと見定めることができない。

だって、何が得意かなんて、やってみなくちゃわからないでしょう?


枠からはみ出ることは、恐れることではない。
昔の大人が作った『枠』なんてどうでもいい。

本書も言うように
『自分を理解すること/自分自身についてマスターすること、これが一番重要であり難しい』けれども、

あなたが本当にやりたい小さな小さなモチベーションを、ただコツコツ満たしていけばいい。

その積み重ねが、あなたに充足感をもたらすんだよ。

皆と同じである必要はないし、あなたはあなたのままでいい。


(と、上から目線で言うは易し、行うは難し。)


🌼コメント宜しくお願いします😊🌼


というわけで、
本年もどうぞ宜しくお願い致します。