私が入団を夢見ている

某アマチュアオーケストラに所属する

チェロ弾きのオジサマ。


色々話をさせていただき、

漠然とした夢ではなく

オケ入団への具体的な方向性が

少し見えてきた気がする。

(入団するだけならいつでもできますよ。

ただ団体プレイなので、

それだと周りに迷惑がかかるでしょ、

居るだけってのになると)



「私、どうしても死ぬまでに、

第九をオケでやりたいんです!

それが夢なんです!」



と熱く語ると…



「・・・・。

そんな夢なぞ、すぐ叶う」



そんな夢なぞ!

すぐ叶う!


カッ、

カッコいい~~っ♡♡


ちなみに第九というのは、

耳が聴こえなくなった

ベートーヴェン先生が作曲なさった、

交響曲第九番《合唱付き》

年末よく演奏されるアレのことですね。



「あのねぇ、キミ

もしアマゾンの奥深くに済む原住民が

初めて文明社会に出て

初めて卵料理を食べたとする。

そこで卵の美味しさに気付き、

『卵さえ食べれればいい!』

とは言わないだろう?

キミは今その状態なんだ。


世の中には、肉もあれば魚もある。

松阪牛もブリもシャインマスカットも

ピザもパスタもチョコレートも

ハーゲンダッツもスパイスカレーも

ラーメンもチャイもある。


それを知らずに

『卵が食べれればそれでいい』

なんて言っているのは

非常にもったいない」



シャ、

シャインマスカット~!


そ、そうか。

私は卵で満足していたのかッ。


目から鱗であった。



話は変わるが、

同じくベートーヴェン先生作曲の

交響曲第五番《運命》

♪ジャジャジャジャーン

あれねぇ、すごいんですよ。

知らないでしょ?


聴いているだけだとわからないけれど、

スコア(総譜)を見るとすごいんです。

『ジャジャジャジャン』

だけで作られてる曲なんです。

ちなみに、これは半端なく凄いこと。


そんなこと

素人(私)がただ聴いてるだけじゃ

絶対わからないよねぇ?

想像すらしたことなかった。



自分で楽譜を見て弾いて

初めて気付くその驚き。

全体でみて初めてわかるその全貌。

これこそ

オーケストラの醍醐味ではないだろうか。




もし万が一無事にオケに入団し

第九を演奏する機会か得られたとして、


2nd violinの後ろの後ろの末端席で

ただ座っていられるだけでもいいのか?

弾けるところだけちょこっと弾ければ

それでいいのか?

全部音をなぞれればそれでいいのか?

全部弾けても理想の音が出せない自分、

それでいいのか?


という悩みが

また無限に続きそうだけれども。




「第九を弾く機会は意外とある。

でも第九は、難しいよ」


オジサマからのアドバイス。

望むところである。




どんなにすぐに叶う夢だとしても

叶えにいかないと、永遠に叶わない。



🌼コメント宜しくお願いします😊🌼