2022年3/4【522】good 難易度2

ボロボロなときに読むといいと勧められ、忙しすぎてボロボロなので読んでみた、マルチタレント・リリー・フランキーの短編小説。

プチドラマチック&ちょいエロで構成されている『もしかしたらこういうシチュエーションもあるかもね』的日常が6編。


どの話もスッキリ終わらない。
どれも微妙に「○○とは?」を考えさせられる話になっている。ような気がしないでもない。

最後には少しのモヤモヤと余韻が残り
「この人たち、これからどうなるんだろう…」
と微妙に気になってしまう。

かと言って
「うーーーむ」
と考え込むほどの内容でもない。
「気になって読む手が止まらない!」
という過度なドーパミンが出るほどでもない。
というか読む手を止めないうちに一話読み終わってしまうのが短編の良いところ。

PCとにらめっこして疲れたときのちょっとした気分転換に、ちょうど良いバランスの内容。
いいリフレッシュになった。

特に最近はハードカバーを続けて読んだので、例えて言うならガッツリステーキを食べたあとのお口直しににシャーベット…的位置付けだろうか。
なかなかに刺激的な内容だし。


ボロボロになっている私に、何か救いをもたらしてくれるのかな?と期待して読んだけれど、そこは何もしてくれなかった…。

だが、非日常と別人気分を軽く味わわせてくれた点で言えば、ボロボロからホロホロくらいに気分を上げてくれたかな?


無限スマホ地獄に突入しないためにも隙間時間にはスマホではなく本を手に取るように心がけているのだけれど、頭使ってるときは頭使わずに読める軽い小説を読むのもいいですね。

でも小説ってイマイチ何を基準に選んでいいかわからないんだよねぇ。
タイトル買いするわけにもいかないし。
自分で選ぶと好きなジャンルが偏ってしまうし。
だから人にオススメを聞くのである。


それで『オススメされてしまったから「だから何?」確定の村上春樹』を次に読む予定の、学習しない私である。


🌼コメント宜しくお願いします😊🌼