正直に言おう。


私はピアノの神童が(バイオリンも)、

大嫌いだー!

↑落ち着いて~💦💦


はい、これは

100%妬み

です。



だってさ~

羨ましい!

じゃんね。


幼い頃から●百万円するグランドピアノやらバイオリンやらをひょいと与えられ(私なんて未だに電子ピアノ)、有名な先生に惜しみなくレッスンしてもらい、

難曲をスラスラ弾きこなす。


そして10時間でもぶっ通しで練習できるその集中力、他のことは一切やらなくていいその恵まれた環境、一発で覚えちゃうその記憶力。


羨ましい。

ずるいぞずるいぞっ!



親の経済力も羨ましい。

ついでに言えば女の子なんて

美人が多い! ←関係ない

羨ましい! 


※ご本人の血の滲むような努力や苦悩は横に置いといて、と。



神童がキライなくせに天才好きなので(天の邪鬼)「どういう幼少期を過ごしたか?」なんかの記事をよく読んだりするのだけれど。


たいてい、こんなこと言ってるよね。


「ピアノは音で気持ちを表現できるのが楽しい」


悲しいときは悲しい音が出る。

嬉しいときは嬉しい音が出る。

それが面白い。



そうかぁ?


小さいのに立派なこと言うよね。

それよりあなた、

そのたった10年ほどの人生で、

一体どれほどの嬉しいことや悲しいことがあったのさ? ←子ども相手にムキにならないの!


そっか。

私に足りないのはその、

「自分を表現したい気持ち」

なのか。

私、別に「私はこう思う!!!」なんてことをピアノやバイオリンで表したいなんて、全く思わないもん。

だから表現力が乏しいのか。


へ~へ~

そうでしたかスミマセンね。


なるほどね~



なんて卑屈になって納得していたところ。


先生にふと尋ねてみました。


「先生は自己表現のためにピアノを弾くんですか?」


先生の応えで吹っ切れた。


「まさか!」


先生にとってピアノを弾くこととは、

世界を、宇宙を、知ること。

だそう。

偉大な天才作曲家が残した『楽譜』を自分で読み解き対話して、それを通して自分を見つめること。

作曲家の気持ちを考え、なぜこの音なのか、なぜこう展開していくのか、音を味わい響きに身を委ね、それを自ら体験すること。

そういうことらしい。


もちろん、それが先生の『解釈』だし『こう表現したい』ということに結び付くのだけれども。


私がいま師事している先生は、自分の感情を音に乗せるとかそういう外向的なものではなく、むしろ、自分を見つめる内向的なもののようで。


それを聞いて思った。

感情を乗せるのは苦手だけれども、私も

『なぜ作曲家はこう書いたのか』

それを考えるのが合っている気がする。


そう言われると、確かにこの先生のレッスンでは感情を表す言葉、「歌って~」とか

「楽しそうに!」とか、殆ど出てこない。


逆に

「うわ、綺麗な響き!」

「ここでこう来たいのにこう来る!?」

「ここの変化を味わうのよ」

なんて曲の『構成』への造詣が深い気がする。


音楽への向き合いかたも人それぞれ。

人の真似なんてしなくていいし、

人と同じでなくていい。

私は私。それでいい。

 


本で読んだことが

生かされていない


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