10/19【477】very good 難易度2
昔『トイレの神様』なんて歌があった。
ゴミ出しに対する意識も、これと同じだと思った。
世の中には本当に色んな人がいて、当たり前たけど私の『常識』はあの人の『常識』ではなくて、何が良いか悪いかなんて、人それぞれかもしれないけれど。
それでも最低限相手の立場に立って考えてみてほしい。
…こんな非常識な人、いるの?!
見て見ぬ振りをされ、まるで透明人間になったような錯覚を覚えることもあるという、ゴミ清掃員。
なんだけど、公の仕事ゆえに周りから厳しく監視され、理不尽なクレームにも耐えるしかない、ゴミ清掃員。
そんな彼らは知っている。
神様は細部に宿ることを。
ゴミの出し方で、人格がわかることを。
ゴミ出しがいい加減な人は、性格もいい加減。
全く仰る通り。
ハイ、私のことですね(反省)。
プロファイリングさながらに、ゴミを見て世の中の流行り廃りを知り、群集心理を読み取る。
どうしてコレにお金を払ったの?
何にお金をかけて、その結果どうなりたくて、どんな気持ちになりたくて、どういう理由でコレを手に入れたの?
ナンデ、ステルモノ、カウノ?
改めてそう聞かれると、物を買っただけで満足し、買った後のことまで深く考えたことがなかったかもしれない。
ただ、手に入れたい。
あの人は持っているのに、私は持っていないから。
なーんだ私、カードゲームを際限なく欲しがるうちの小学4年生と同じじゃないか(反省)。
著者のマシンガンズ滝沢氏が、お笑い芸人ならではの視点で、大真面目かつ真剣にそして面白おかしく語る、ゴミ清掃のリアル。
特にコロナ禍における彼らの現状や食品ロスの話なんかは、重いテーマではあるものの、気軽に読めて考えさせられた。
ホントに良いことがたくさん書いてあり、お笑い要素もかなり高いので、もっと多くの人に知ってもらえるといいのに!
…と思って読んでいたら、表現の仕方についてN●Kから注意を受けたらしいことがあとがきに書いてあった。
大人の事情、色々あるんだろうねぇ。
著者からのススメに特にグッときたものを、ここに記す。
①やりがいや生き甲斐は、自分で見出だすもの。その職業が与えてくれるわけではない。
②このままずっと同じ苦しい生活が続くと思ったら、ゴミの出し方を変えてみよう。
ゴミの分別をきちんとしてみる。
一度ゴミに目を向けると、考え方が変わり、連鎖して生活も変わっていく。
習慣を前向きに変えると、人生も前向きに変わる。
③こんまり流に『トキめかない物は捨てる』のではなく、トキめき続けられる物かどうかを見通す目を、養ないたい。
朝ゴミ清掃員さんを見かけたら、引き続き元気に挨拶しようっと!
🌼コメント宜しくお願いします😊🌼