2020年 12/25【400】very good 難易度3

『私』は『私が食べたもの』から出来ている。
毎日の体調も、私が物事を考える脳も、全ては栄養、つまり『何を食べたか?』によって決まるのだ。


世界中のあらゆるダイエットを自ら実践しフィードバックを重ね研究した著者が教える、究極のダイエットとは!?


私の場合、ダイエットではなく『頭脳のパフォーマンスを最高の状態にする』目的で本書を読んだ。

運動・睡眠・時間術を見直しメンタルトレーニングを実践し、最短で最高のパフォーマンスを得るために日々試行錯誤しているけれど、正直言って食べ物については深く考えていなかった。

それでもなんとなく体に悪そうなものは避け、なるべく新鮮な物を取るように心がけてはいたけれど。
幸いにも特定の食品アレルギーを持たない私には「この食材は私には合わない」なんて感じることもなかったし、ましてや「イライラする」とか「身体がだるい」とか、まさかそれが『食べたもの』に直結していたなんて考えたことすらなかった。


本書を読んで思ったこと。
『食べたもの』の影響力は予想以上。
というか、
『食べたものが私自身』
だということ。


体に悪い食物を採ると、脳が真っ先にエネルギー切れになり、意識力も集中力もパフォーマンスも下がる。

糖を食べると体が疲れ、脳とホルモンバランスが乱れ、より一層食物への渇望をもたらす。

私の体は、『私』そのものは、既に様々な毒素に侵されてしまっていて『最高の頭脳や集中力』というものを体験したことがないだけなのだ。


本書が勧めるのは一時はブームになったという『完全無欠ダイエット』と『完全無欠コーヒー』。
至極簡単に言えば、超良質のバターや自然のもの、著者が研究を重ねた結果導き出した完全無欠な食材や調理法を取り、油やマーガリンやカロリーゼロなんかのハイリスク食を避ければ、食べながらに痩せれるし脳のパフォーマンスも上がるよ、ということだ。


ハッキリ言おう。

お金がかかるぅ~!!

良質な食材、良質な餌と環境で育てられた牛、何の加工もされていないのも。

お金がかかるぅ~!!


著者イチオシのグラスフェッドバターとMCTオイルから成る『完全無欠コーヒー』を作るため、早速ポチりましたよ。
普段使いのものより10倍は高いです。
しかも…不味いっ(笑)!


炭水化物は睡眠時の栄養になるよう夕飯に食べる。
実は玄米より白米(冷えていればなお良し)がいい。

うーーーん…
定説を覆す説も多し。

一体、正解は何?!

正解なんて、きっとない。
体質は人によってそれぞれ違うし、求めているもの(減量か?筋肉か?脳の質か?)によっても、必要な栄養素は変わってくる。

少なくとも間違いないことは、世間一般に体に悪いと言われているものは悪いし(良いと言われるものがホントに良いとは限らない)、偏らず色んな栄養素をとることが大事なのだ。

『私は、私が食べたもの。』
全てを本書の通り実践するのは難しいし「私はコレしか食べないの」なんて厳格に守るつもりは毛頭ないけれど。
「食べ物に気を付ける」という一番基本的なことに、改めて気付かされた。


ニンニクは集中できなくなる。
ピーナッツやチーズのカビは炎症を起こす。
小麦に含まれるグルテンは脳血流量を低下させる。
ワインだってワイン業界の戦略にまんまと踊らされているだけ。

今まで、ピアノ発表会等のイベント前には『前夜祭』と称して大好きなイタリアンで士気を上げていたけれど、全部裏目に出ていたのかしら、トホホ。


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