2020年11/11【389】very good! 難易度3

『本』にまつわるエトセトラ、からみた世界史トンデモエピソード!
一冊の『本』からこんなにもドラマが生まれていたとは…!


都市伝説ファンにはお馴染み【ヴォイニッチ手稿】に、「1歳児を食糧として売りだそう」という【穏健なる提案】、変態か?それとも天才か?ヘンリー・ダーガー【非現実の王国で】、刃物で負傷したら傷口ではなく刃物に軟膏を塗ろう!?【軟膏を拭うスポンジ】、ここでも出ましたタイタニックの呪い!名前が中二病心をくすぐる【サンゴルスキーのルバイヤート】、新渡戸稲造著【野球と其害毒】(!)等々…


紹介されている本の大半が海外の、そしてかなり過去のものなので、当たり前なんだけど

そんな面白すぎる本が存在していたなんて、
知らなかったよぉ~!

Amazonでもレコメンドしてくれないよぉ~!

本の内容もさることながら、その本にまつわる背景にビックリ目が点!


これらははたして『奇書』なのか?
そもそも何をもって『奇書』と呼ぶのか?

当時の常識や価値観と、今のそれとは全然違う。
そしてきっと、今のそれと未来のそれも、全く違うのだろう。

一体何が「良く」て何が「悪い」のか?


理系好きの私としては特に【天体の回転について】と【月世界旅行】が影響を及ぼした科学史の、歴史を動かした壮大な物語に、大興奮!!
いいね~ロマンだねぇ~!


ロマンと言えば
『解読したところで古い植物図鑑が一つできるだけ』
と解読研究予算申請を却下されたフリードマンが、
「なぜそこまで『ヴォイニッチ手稿』にこだわるのか」
と聞かれたときの答えがロマンである。

「まだだれも読んだことがないから」

ロマンだわ~!
ピラミッドを「ただの石」なんて言う人(うちの父)には、わからないだろなぁ~!


蛇足だか、装幀と挿し絵も雰囲気がドンピシャで、かなりポイント高し。
是非とも続編を期待するシリーズである!!


本書、YouTube投稿動画《世界の奇書をゆっくり解説》の書籍化とのこと。
YouTubeで稼いでさらにそこから出版に繋げまた稼ぐ。
いやはや、すごいねえ。

日本三大奇書の一冊と言われる【ドグラ・マグラ】にもいつか挑戦してみたい。

🌼コメント宜しくお願いします😊🌼