2020年 8/20【365】Excellent!!
難易度 眺めるだけなら1


ネットで幾つか作品は見たけれど。

もう。
正気の沙汰とは思えない!
狂人の作品にしか見えない!

なのに決して不気味ではなく、むしろ強烈に惹き付けられるのは何故?

彼女の作品を見ると、どれだけ病んでいるのか、どれだけ深い闇を抱えているのか、美術ド素人の私にさえ伝わってくる。

1939年、彌生10歳当時の作品だけでも見て欲しい。(「無題」)
こんな絵を10歳の子どもが描くだろうか?
どれだけのトラウマを抱え苦しんだのだろうか?

でも感情を吐き出す術を知っていただけ、彼女はまだ幸せだったのかもしれない。


『フリーセックスを通じ、自分と他者の垣根を取り払い、他者を認識し連帯感を形成したい』と願い、ニューヨークの街中で裸になってパフォーマンスをする。

今でこそ世の中過激で個性的な作品で溢れているけれど。当時1960年代!!

一歩間違えれば『狂人』、分かる人が見れば『天才』なんだろう。

何億もの水玉と男根を作ったらしいが、拡張でもなんでもない。
これ…一人で作ってるの?

鏡の効果もあってか、狂い度倍増。

2000年代に入って、彌生70歳代?ようやく少し落ち着いたというか、狂いっぷりが少し治まってきているような気がする。

本当に、コレ、どうやって作ったの?
今ならパソコンでパパっとできるだろうけど。
くどいようだけど1960年代。

言葉がでない。


気持ち悪いけど(だって男根)、無数の悲しみに溢れているけれど(だって無数の男根)、それでも惹き付けられて止まないのはポップな色使いのせい?

ルイヴィトンがコラボするのもわかる気がする。


草間彌生作品集。
対談やインタビュー、作品解説、本人による詩や著作の抜粋等で構成されている本書。
スマホの小さい画面で見ていても決して伝わりきれない迫力。
一度生で見てみたいっ!

ちなみに彌生と親交があっあというドナルド・ジャット。

彼の作品…
これ…ただの箱なんだけど…

うう~ん、やっぱり美術は
よくわからない(笑)

わからなくていいのかもしれない。
上手い、下手、きっとそんな次元ではないのだ。



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