難易度★★★
大学生。初めての合コン。初めての彼女。
新しい自分に新しい世界。
何もかもが輝いて見える恋の季節。
そんな初恋物語も、社会人になると状況が変わってくる。
遠距離恋愛。
気になるテレホンカードの度数。
やがてすれ違いゆく二人。
イニシエーション・ラブ。
子供から大人になるための通過儀礼の恋。
私にもこんな時代があったかな?と半生を振り返りながら読み進めた、甘く切ないラブストーリー。
と思いきや、
ラスト二行で
衝撃の大どんでん返しが(鳥肌)!!
前田敦子主演・映画版イニシエーションラブ、どうやって映画化したの?と疑問を抱えながら観てみたが、
なんとまぁ原作に忠実な映画だこと!
セリフも殆ど同じでビックリ。
(ラストは小説と違います)
気になって本書再読。
ラスト一頁、内容が分かっていても、大どんでん返しのネタが分かっていても、ゾゾゾと鳥肌が立ってしまった。
何のゾゾゾ?
恋の駆け引きって怖い?
破局って怖い?
●って怖い。
自分の信念が徐々に崩れていくって、怖い。
時代設定は1980年代。
携帯電話なんてもちろんない。
時代がちょっと古いため、ネタバレ解説サイトを見ても瞬時に細部まで理解し切れなかったのは仕方ないけど、(本当はそれも言わない方がいいんだろうけど)
文字通り
最後の最後で全てがひっくり返る!
その手法は文句なく素晴らしい!!
おバカな私には衝撃すぎて読了後も暫く意味がわからず放心状態…。
映画版が最後まで責任を持って解説までしてくれて(?)とても分かりやすかった。
絶対に騙されない(??)自信のある方や、脳に刺激を求め混乱を味わいたい方は、『必ず二回読みたくなる』原作からどうぞ!
🌼コメント大歓迎です😊🌼