出所後のホリエモン。
前作【刑務所なう1・2】(書評216・217)のまとめ版&仮釈放~出所後一週間の日記が掲載。
時々出てくる実録マンガがホロリと涙を誘う。
ホリエモンて仕事に対しても人間関係に対してもいつもこの瞬間に一点集中、全力で今を生きているからこそ、他人に振り回されてグダグダ生きている他者に対して辛口になってしまう…んじゃないかな。
自分といるときは100%自分と真剣に向き合ってくれる、だから服役中も出所後も、彼の回りには人が集まるんだろう。
彼の交遊関係の広さがそれを証明しているようだ。
ホリエモンが辛く苦しい受刑生活を全うできたのも、面会に来てくれたり出所を待ちわびてくれたたくさんの仲間がいたから。
結局、娑婆も刑務所も『人間関係が全て』なのだ。
【五体不満足】の乙武洋匡が面会に来て曰く「僕が刑務所に入ったら何が困りますか?」
ホリエモンは言う。
乙武さんは自分で何でもできるから手がかからない。
手がかかるのは心の問題を抱えた人。本を読んでも「ケッ」と妬んでばかりいる人。
甘えと言い訳ばかりせずに何でも自分で行動しよう。
不自由さは関係ない。
少なくともココは刑務所ではないし、やるかやらないかは自分で決められるのだから。
私も前に進まなきゃ!
そんな爽やかな気分にしてくれる一冊。
他にも、入所前にやっておいたらいいこと等のアドヴァイスも満載なので、これから刑務所に入所予定の方は是非事前のご一読を!