いつも不安で生きてきた
アラフィフみよちです
心の病みで真っ暗だった50年
そこから一転
本質的な幸せを感じられる心を
取り戻すことが出来た
そんな私の
過去や今のストーリー
を綴ったブログです
私は50代のパート社員。離婚して、今は高一の次男と暮らしている。長女、長男は父と暮らしている。
私の父は、もう他界している。
父はヒモだった。
私達一家は、母の水商売で生計を立てていた。
そんな父は、外では子羊、内では狼だった。夜な夜な、兄と虐められてきた。肉体的にも、心理的にも。
小学生の頃、長崎に旅行に行った父。
私のお土産に、【オルゴール】を買ってきてくれた!
…アンティークな感じの、大人っぽいオルゴールだった。
今、思う…。
小学生の私からしたら、本心は『渋っ』だった。好みでもなく、むしろ好きではなかった。だけど、とっても喜んだ。何はともあれ、【私に】買ってきてくれた!が嬉しかった。
…だけど、受け取った時に、【自分の】長崎への思いや、思い出を延々と聞かされ…。やっと終わったと、思ったら!
『…だから、これはお前にとって、俺の形見だ!俺が死んだ時に、【父さんは、こんな風な話を、私にしてくれた】って思い出すんだぞ。ずっと大事に持ってるんだぞ!』って言われた…。大変な思いで、買ってきてやった風な話しだった。
もはや、その時点でそんな、父の長い、長い話なんてすでに頭になんて、入ってなどいない。もう、解放されたい一心だった。と、今になって思う(笑)
私は父が大嫌いだった…。
だけど、それをずっと隠していた。
【私の父は素晴らしい人です】って言って回った…。
反動形成だった…。
反動形成って、受け入れ難い感情や、衝動などを隠すために、本心と正反対の行動をとること。って私は認識している。
これを50年もしてきていた!!
それくらい、父を憎むことは、私にとっては許されない事だった。
そんな本当は大嫌いな父から、恩着せがましく、もらったオルゴール…。
何回もの、引越しの度に持ち歩いた…。だいたい、引っ越すたびに減るはずの荷物なのに、そのオルゴールは持ち歩いた。
なんとも【言えないもの】を持ちながら…。
一人暮らしのアパートで、いつも目につく…。
かと、いって【癒される】わけでもなかった。
安心するとかもなく…。
なんだか不快だった。
その当時は、なんだかわからなかった。
この感情が。
【素晴らしい父】からもらった、オルゴール。
嫌悪だった。
そして、もっともらしい【言い訳】を自分にして…
捨てた。
父の事を【本当は嫌いだった】と、知る前に。
父はオルゴールの話しは、一切しなかった。忘れているんだろうけれど。
父が亡くなった時に、母から【財産放棄】の承諾書を書かせられた。
母と一緒に暮らす、兄が心配だから、財産はすべて兄に渡すと言うのだった。
後になって、私の【心の奥底】の【壮大な受取拒否】だったのだと知ったのだけれど…。
私に残ったのは父への【憎しみ】と【怒り】だけだった…。
憎んだ。怒った!
きっと、死ぬまで許すことなどないって思うほどだった。
親を憎むなんてイケナイ事!なんて、子供の頃は思っていた。
…もし、本当に産まれる前に、人生設定してきているとしたら…。ソウルメイトだとしたら…。こんな悪役をかって出てくれた父の魂。よほどの仲良しだったのだろう。憎んで、憎み切らないなんて、申し訳ない!
憎んで、憎んで、怒っていったら…、もう、恨みつらみもでてこなくなった。
そして、父だって、辛く、苦しかったのだと思える様になった。
頭だけではなく、心から…。
許したのだと思う。父の事も、自分の事も。
…自分だって、毒親になっていた。
そしたら、私の周りに、優しくて、助けてくれる様な男性が、現れてくれるようになった気がしている。
【男性が怖い】
それも、一緒に薄れていったのかもしれない。
昔の無意識にあった
男🟰敵!の定義も(笑)
父が鍛えてくれたから、ここまでこれたのかもしれない(笑)