私はむか〜し、むかし、関東に住んでいたことがある。
高校を卒業して、寮付きの会社で働いていた。2年も経たないうちに辞めて一人暮らしを始めた。その時付き合っていた彼が関東の人だった。私、二十歳。その彼は一つ年上だった。
結婚の約束をしていた。
だから、それまでの仮住まいだからって、アパートを借りた。半同棲、通い同棲の様な暮らしだった。
とっても、とっても複雑な家庭の人だった。給料は、【家に入れなければならないから】っていつも、お金のない人だった。当たり前の様に、家賃から光熱費、食費…全て私だった。給料日まで暮らせないと相談しているのに、もうお金ないって言っているのに何もしてくれなかった。それどころか、給料日前に来て【腹減ってるんだけど…】
それでも結婚しようとしていた(笑)
若い頃、私は、結婚したら幸せになれる。幸せにしてもらえるって信じて疑わなかった。だから早く結婚したかった。
なんだかんだで別れたけれど、それからも、いや、その前からずっとこうゆう彼氏ばっかりだった様な気がする。尽くしがいのある、甲斐性なし。そんな人をわざわざ選んでいた。私は尽くす人だった。尽くす事が最高の生き方だとすら思っていた…。当たり前過ぎて、気が付かなかった…。
色んな人を思い出していた。50年も生きてきてるからとお〜い昔から今、思い出している。
尽くして尽くして、相手をさらにダメ男にしてきた。そんな事とも知らずに、生きてきていた。
昔、ダメ男製造機みたいな言葉が流行った時があった…。その頃なんてまったく他人事だった!そんな女の人いるんだ〜って
ダメンズウォーカーとか、わたし全然みもしなかった!
でも、今思えば…
気がつきたくなかったのかもしれない…
それくらい、大事だったんだと思う。それを良しとして何十年も生きてきてるから見たくなかったのかも。
私は離婚2回している。自己破産もした。
心の整理もした。自分史をずっと辿っていった。自分に何があって誰がいたのか…。そして、自分を知って、理解してから離婚、自己破産を決めた…。
だけど、すっぽり抜けていた事があった!
付き合ってきた男の人達の事を…。
結婚した人以外の男の人達。めちゃくちゃ大事なとこ抜けてた〜(笑)
自分を知って、理解するって大事だと思う〜。