いつも不安で生きてきた

アラフィフみよちです

 

心の病みで真っ暗だった50年

 

 

そこから一転

 

 

本質的な幸せを感じられる心を

取り戻すことが出来た


そんな私の過去のストーリー

を綴ったブログです










私は離婚して、高一の次男と二人で暮らしている。今年二十歳になる長女、高三の長男は父のところで暮らしている。





長女は、しょっちゅう遊びに来る。その長女が珍しく、夜にやって来た。あれ?どうした?と思ったら、次男が『ありがとう〜!来てくれて!』って大喜びだった。次男は今、テスト期間中…。どうやら姉に助けを求めたらしい。長女は今、塾の先生のバイトをしている。そのバイトの帰りに寄ってくれたのだった。






次男は不登校だった。どの教科もほとんど授業を聞いていない。ただ、中3の冬には、高校に行くって決めた。定時制で受験もあった。次男は担任の先生と長女を頼って、勉強を始めた。







長女は、立ち直り、前向きに勉強をしようとしている弟をいつでも、サポートしてくれた。そして無事、高校受験を経て入学出来た。





その弟の【初テスト】!





英語が全くわからないと言っている…。be動詞を教えていた。







be動詞?そういえば、私…まったく覚えてない!記憶もない!思い出せないと言うより、今思えば、聞こえてないって感じ…。授業は受けているけれど、聞いているけど、聞こえてないみたいな。本当に、私は勉強の出来ない人だった。なんだか今ならわかる…。あれほど勉強が出来ない理由が。いつも不安で、胸の中で何かから襲われそうで、それどころじゃなかった!なーんにも頭に入らなかった(笑)








そんな中学生時代を思い出しながら、二人のやりとりをみていた。英語で自己紹介があるからって二人で練習していた。わからないところを聞く次男。それをわかるまで、教えてあげる姉。そして、次男が理解できて、成功したら二人でパァ〜って明るく笑って喜んでいた。すごいなーって見ていた。パァ〜と明るい雰囲気でノートを姉が見ていたら、『わっははは〜』と、笑い出した!何?どうかした?って次男が、ノート見て笑い出した。





『J』がぜんぶ『し』になってる〜!





3人で笑った。









昔、次男は病んでいた。



病んでしまったのは、家族の中で一番弱くて、優しい次男を家族、皆でいじめていた。もちろん無意識。私も自分の心の苦しみを次男にぶつけていた。






それに気づいて、長女、長男にも『私もしていたけれど、もう次男をいじめるのはやめてほしい』と訴えた事があった。長男は納得しなかったけれど、長女はわかってくれた様に感じた。







次男は、昔、姉から笑われたりすると、『バカにしやがって!』って、ものすごく怒り出したり、泣きわめいたり、暴れたりすることもあった。




そんな次男を鬼の形相で怒り、押さえつけた私…。





そんな私たちが、面白いね〜ってただ普通に笑っている。なんの悪意もなく。




『先生、何にも言わないの〜?』と姉が聞けば、楽しそうに授業の様子を話しはじめる次男。笑いながら聞く姉。




本当に良かったと思った…。



 


次男は数年前に、心の奥底に隠していた母(私)に対する恐怖、憎しみを意識にあげれた。




ガダガタ震え、うずくまった姿を目の当たりにした。



【マ、ママのその大きな怒鳴り声が怖い…】



私も見たくない自分をみたときに、ガタガタと震えた。


だからわかった…。次男が怖いのは私だったんだって。



だけど、願ってもないチャンスだった。




『怖いんだね。怖かったね。親だからって好きでいなくていいんだよ。憎んでもいい。だからって私は次男を見捨てたりしないから』って伝えた。





次男は『一人にしてっ!』って一晩一人でいた。




朝、みたらスッキリとした次男がいた。泣きわめいて近所迷惑だったかも…って。




小さい頃から次男の心の中には、恐ろしい母親がいた。その正体を次男はしっかり見たんだと思う。





それからしばらくしたら、『俺、そういえば癇癪おこさなくなった!そう思わない?』そうだねー。『ママはなんでだと思う?』【うーん。次男は何にも悪くなかったんだよ】って伝えたら、『そっか、おれは悪くなかったんだ』ってゆっくりした顔をした。



それから少しずつ、次男は前を向いて進んだ。

 


今は高校生活を楽しんでいる。部活にはいり、友達と遊ぶこともある。





長女が遊んでやってもいいぞって、次男に言ったら、友達と約束あるからって振られた!って(笑)『いっつも私にくっついてたのに、なんだかいなくなるとさみしいもんだね…』って。





長女に【私がいるじゃ〜ん】って言ったら、【そうだね】って少し笑いをこらえていた。私じゃ、ゲームの相手にはならないもんね…。






毒親になっていた事に気づいた時、昔はショックを受け、どう挽回しようかとか、自分を責めたり、もっと子供が小さい頃に気づけたら、、、なんて思った。だけど、どうしてこんな事になったのか、まず、自分を知ることなんだなっていつも思う。






もらっちゃった飛び出すハート