第74回  安 田 記 念(GI) 東京 11R 芝1600m

東京競馬場のある府中エリアはどんより曇り空で、
明日のお昼以降は雷を伴って降雨の予報です。

昨年好走したソングラインやシュネルマイスターは
引退しましたが2着だったセリフォスは出走します。
パンパンの良馬場は望めそうにありませんがリピー
ターなのでまず押さえておきます。

今年のメンバーを見込んでか、香港からロマンチック
ウォリアーとヴォイッジバブルの2頭が参戦します。
どちらも6歳ですが、レーティングも上位であり、
迎える日本馬としてはなかなかの強敵なのです。

ロマンチックウォリアーは距離2000mがほとんどで
現在4連勝中であり、豪州のコックスプレートに
挑戦し勝利したことで陣営は自信を深めています。
東京競馬場の芝で迫力満点の追い切りを行っています
が、少し心配なのは来日して馬体重が減っていること。
当日の発表で回復していると良いのですが。

一方、ヴォイッジバブルはマイル戦での成績が安定
しています。ドバイターフでは大敗をしてしまった
からなのか今回の来日は慎重に調教されているようで
ロマンチックウォリアーに比べると少し物足りない
という印象でしょうか。

日本馬のなかにはセリフォス、ソウルラッシュ、
ナミュールなど香港遠征を経験していてこの辺りを
中心に選びたいところですが、ソウルラッシュや
ナミュールは前回の安田記念の成績が振るわない
ので挽回するには思い切った策が必要なのかも。
モレイラ騎手のマジックが使えるといいですね(笑)

それなら前回の安田記念4着ガイアフォースは休み
をしっかり取りつつ東京コースをダートマイルで、
秋の天皇賞で経験させており、ここに向けて力を
付けさせているところに好感が持てます。
また、昨年は6着でしたが、東京コースは相性が
良いレッドモンレーヴも、1400mが最適だとは思い
ますが、気になる1頭です。

何か施してきたという意味ではウインカーネリアン。
この馬も昨年は8着後、なりふり構わず左回りを
中心に米国遠征までしました。前走は重馬場で高松
宮記念を4着。人馬ともにメンタル面は相当強化
されたのではないでしょうか。決して成績が良い
わけではありません。雨中時計が掛かれば捨て身の
逃げのその先に・・・それはここかもしれません。


◎ロマンチックウォリアー
○セリフォス
▲ガイアフォース
△ヴォイッジバブル、ソウルラッシュ
 レッドモンレーヴ、ウインカーネリアン
 

(テイエムシエコ)