第169回  天 皇 賞 ・ 春(GI)京都 11R 芝3200m

2022年に初めてGⅠの舞台に立ったテーオーロイヤル。
阪神競馬場で行われた春の天皇賞、4連勝中に期待を込め
▲を打ちました。優勝したタイトルホルダーの3着でした。
才能豊かなステイヤーとして今後が楽しみになっていた同年
ジャパンC14着後、放牧中に骨折。長期の戦線離脱を余儀
なくされ、昨年はこのレースにその姿はありませんでした。

11月のアルゼンチン共和国杯で約1年ぶりに復帰し10着に
敗れるも、続く適距離のステイヤーズSで2着に好走。
今季初戦のダイヤモンドSで2年ぶりの重賞を勝ちます。
「ここでいい結果を出して、本番に向かいたい」と臨んだ
阪神大賞典は「もう大丈夫!」と思わせる強い勝ち方を
見せてくれました。満を持して◎テーオーロイヤルです。
初の京都も心配ないでしょう。主戦の菱田騎手には今度こそ、
春の天皇盾をその手で掴んで欲しいと思います。

相手には凱旋門賞にも登録したらしいドゥレッツァを。
栗東滞在で準備は抜かりなく順調です。
個人的にPOG指名馬だったので応援していますが菊花賞
はルメール騎手の好騎乗にも助けられた印象で、適距離は
2500mくらいまでと感じています。

他では天皇賞はなぜか来てしまう1枠1番の牝馬サリエラ、
昨年は3着と好走のシルヴァーソニック、阪神大賞典は3着、
引き続き菅原明騎手と挑むブローザホーン、さらにもう1頭、
横山典騎手が京都で逃げるならマテンロウレオは押さえて
おきたいところです。

悩ましいのがディープボンド。指名すれば来ない、外せば
来るという相性の悪さ。大一番となれば驚異の粘り強さで

残ってしまうかも。タスティエーラにはダービー馬の意地
を見せて欲しいとも思いますが、モレイラ騎手で人気に
なるでしょうが、控えめにします。


◎テーオーロイヤル
○ドゥレッツァ
△サリエラ、ブローザホーン、シルヴァーソニック、
 マテンロウレオ、ディープボンド、タスティエーラ
 

(テイエムシエコ)