第68回 大 阪 杯( GⅠ) 阪神 11R 芝2000m


日本馬のトップクラスの多くはドバイ国際競走への参戦や続く
香港国際競走を目標にしていたりして、どうやらそれ以外の
国内残留組でこの大阪杯を競い合うといった印象ではあります。

この絶好の機会に何としてもGⅠレースを勝ちたい馬がひしめき
合って大混戦になるのではと思っています。それだけに出走馬を
眺めていたら予想は思った以上に難しいです。

昨年は最終的に阪神好走馬を中心に選んで成功したので、今年も
人気や前走の着順、過去の好走データと不安データを大事にしな
がら選んでみました。

前走の斤量から今回減っている馬はあまり期待しない方が良いと
思っています。大阪城Sで久々に勝利したステラヴェローチェは
当時58.5でした。阪神コースの成績は悪くないんですけどね。
またカテドラルも同様です。

過去の勝ち馬を調べてみると前走は5着以内のようです。
ミッキーゴージャス、ハヤヤッコ、ジオグリフ、プラダリア、
ソールオリエンス、ベラジオオペラ、キラーアビリティ、エピファ
ニー、リカンカブールが挙がりましたが、その中でも前走3着は
不思議と凡走で3着以内も昨年のスターズオンアースのみ。
今年はジオグリフが該当しますが、果たしてどうでしょう。

そして3番人気の馬も何故か連対はなし。3着以内の可能性は
ありますが、プラダリアあたりでしょうか。

阪神コース好走馬はどうでしょう。
ベラジオオペラ、スタニングローズ、ステラヴェローチェ、
ハーパー、ミッキーゴージャスらが目を引きます。
中でもスタニングローズは阪神の1600mと2000mにおいて抜群の
適性を見せています。故障による休養を経て中山記念には出走
できる状況だったそう。あえてここを選んでの参戦です。

人気上位のローシャムパーク、タスティエーラ、ソールオリエンス、
は阪神コースに初めて出走するということで、調子は大変良さそう
ですが、強いて言えば不安点でもあります。まあクラシックでよく
競い合ったタスティエーラとソールオリエンスですが年末の有馬
記念では古馬の強さに封じられた感がありました。今回のメンバー
なら成長も相まって上位進出は必須という立場でもあり、今後
トップクラスと対戦するための試金石でもある一戦ですね。

5歳のエピファニー、リカンカブールはチャレンジCで対戦した
ベラジオオペラと勝負付けは済んでいるとみて印から外します。
重い印を打ったのは3歳時菊花賞は出走せず、適性を見てレース
選択し力を付けてきたベラジオオペラに期待します。
同様にオークス出走後、自己条件からこちらも地道に成長させて
きたミッキーゴージャスを思い切って抜擢します。
そして阪神巧者のスタニングローズの復活にも警戒しなければ
いけません。

ソールオリエンスの父キタサンブラックは2017年このレースを制覇
しています。またこの時タスティエーラの父サトノクラウンは6着
に敗退しています。昨年リバティアイランドに負けずと頑張って
いたハーパー、香港カップの敗退からもう一度輝きを取り戻して
欲しいローシャムパークらも押さえておきましょう。


◎ベラジオオペラ
○スタニングローズ
▲ミッキーゴージャス
△ローシャムパーク、タスティエーラ、ソールオリエンス、
 ハーパー


(テイエムシエコ)