昨日ツタヤに行ったのになかった映画。
動画配信サイトで500円で観れた。
『息もできない』
暴力SHOWの映画とは違った。
レビューでは暴力だらけって言う人もいたけど
意味の無い所で暴力は使われておらず
ヤン・イクチュンの優しさ・情の深さが感じられる、そんな印象です。
暴力三昧の映画なら、女子高生がもっと殴られているような気がする(笑)
気持ち悪く目をそむけたくなるようなシーンも無い。
本題と邦題のタイトルギャップに違和感があったけど
『똥파리』を観て
『息もできない』と訳した人の気持ちがわかるような
その意味がなんとなく感じとれた。
私も観ている間、息ができないくらい引き込まれていった。
ヤン・イクチュンssiが観客に見せる為につくったのではなく
自分の人生30年の間に溜まった社会と家族に対するモヤモヤを吐き出すために
自分の為に作ったと言っていたけど。
30年の日記を映画にしたんだって。
私より若い監督の韓国に対しての目線。
映画について語る監督のインタビューがとても興味深い。
この映画の感じ方と受け止め方は両極端なんやろな。
映画のラストは
時系列な構成で無い終わり方で、それがより胸にくるし印象付けられる。
ドラマティックでも無くって、もちろんエンターテイメント性なんてZERO。
ドキュメンタリーを観ているような気にさえなるこの映画。
途中で時代設定は30年ほど前か?と思ってしまう。
わすれっぽい私が忘れられなくなるような作品でした。
私の涙が止まらへんかったところは
最後、お姉さん・甥っ子・彼女とで社長の焼肉店で開店祝いをするところ。
無情なサンフンの周りの点と点が深い愛情で繋がるところが切なすぎた。
『息もできない』の次出演作である『家を出た男たち』でイクチュンssiを観るのも楽しみのひとつ。
舞台挨拶の衣装が全員ノスタルジックで映画の印象と全然違う❤
http://cafe.naver.com/ddongpari09
お借りしました。

