飛行機が欠便し、クリスマスイブ/クリスマスをLAX近くの
ホテルで迎える。
クリスマスイブの夜だけに、ホテルでは深夜まで騒ぐ客がいて
かなりうるさい。
2時間ほど仮眠し、AM5時にロビーで無料送迎バスを待っていると、
日本人の老夫婦がコーヒーを飲んでいた。
話を聞くと、同じ便のトラブルで1泊されたようで、
昨日DELTAカウンターの人と仲良くなり、その彼から
『この欠便は、DELTAからのクリスマスプレゼントです』 と
言われたそうです。
イライラせず大人の対応をされると、そのような会話も成立するんですね。
私なら、その言葉で更に『イラッ』としますけどね。
昨日指示されたロビーで、AM7時発の飛行機を待つ。
本を熱中し読んでいたため気付かなかったが、AM6:30になっても
仕方ないので、他のデルタカウンターで聞くと、なんとゲートを
変えたそうだ。
慌てて戻って、知り合いになった老夫婦に伝え、変更場所を説明。
しかし、おばあさんがお手洗いらしく、先に私のみ変更になった
ゲートへ向かう。
行ってみると、100m以上は離れており、従業員専用通路の様な
感じのため、英語ができないお二人だし、心配になり戻ることに。
そして、ようやく・・・
ロビーに着くとおばあさんが
『私たち、ほんとDELTAに振り回されっぱなしね・・・』 と。
DELTAのクリスマスプレゼント と話されていたロビーでの笑顔はなく、
かなりお疲れのご様子。
そして、飛行機に乗り込む前に、私のもとへやってきたお婆さんが、
『どうもありがと。あなたが居なかったら日本へ帰れてないわ。
これ、あまったから使って。もうアメリカには来ないし』 と言って、
$20札を私に手渡した。
一度は拒否したものの、感謝の気持ちですし頂戴することに。
この出会いで、DELTAへの無念の想いも和らぎ、そして我々は
機上の人に。
だがしかし・・・
予定時間になっても飛ばない。
意味がわからないが・・・、第3エンジンのガソリンを第2へ移す
作業をしているとの説明で、結局1時間30分遅れ・・・
なんなんだろう、
この準備の悪さ。
そういえば、機内サービスも他社と比べ低い。
成田で必要な税関申告書の配布が到着1時間前でも来ないので、
個人的に依頼するも、依頼者の私に直接回答することなく、
アナウンスで
「税関申告書が無く、成田で直接入手してほしい」と・・・。
残念である。
もし何か失敗しても、挽回するサービスや丁寧な姿勢があれば、
逆にファンになる事もある大事なクレーム処理なんですけどね。
みなさん、航空会社選びの参考にしてください。