裏返したままの写真
手を伸ばせば
簡単に届くのに
それをしないのは
何故?





顔が見たいよ
声が聞きたいよ
逢いたいよ




嘘ばかりなのに
全部が
あたしは大切




好きにしていいよ
どうにでもなるよ



おもちゃでいいから
あなたの心に住まわせて




時々でいいから
必要として






嘘でいいから
傍にいて






ただ
あたしに
『好き』
と、言わせて





その自由だけを
あたしにちょーだい






どこまでも
逃げたらいいよ






終わりのない
あたしの苦しみが
続くだけだから






どーして
あの人の目の先に
あたしは
入れないのだろう






『運命』
と言ってくれた
あの日の言葉から
あたしは
まだ
縛られたまま







ゲームに負けたのは
あたしだけ







悲しくも
幸せな
夢の中から
早く
解放して