妄想ストーリー「スンギ&megの告白編」プロローグ~side-m~③です。
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「大人でいなくちゃ」とか「先生らくしないと」って思ってたけど、
そんなのどっちも無理だった。
本当はあなたに似合う若くて可愛い女の子になりたかったけど…
どう頑張ったってなれるわけないし、そんな努力はかえって見苦しいだけ。
それなら…いつもの私でいるしかないじゃない?
少なくとも、先生と生徒でいる限り、今より嫌われることはないんだから…
この距離感でいようって決めたの。
変に期待したり、高望みしたり、もしかしたら…なんて考えるのはよそうって。
一緒に時間を過ごせるだけでいい。
こんな偶然の幸運なんてないんだから。
そう言い聞かせて納得してた。
でも…時々。
本当に時々だけど、私はチーム長を恨みたくなった。
どうして私だったの?
どうして私を彼に引き合わせたりしたの??
出会わなければ、こんな思いをすることもなかったのに…。
あなたを好きだって自覚することも、
あなたに好かれたら幸せだろうな…なんて考えて、
現実とのギャップに失望することもなかったのに…
そんな恨みがましいことを考えてすぐに
チーム長ごめんなさい!
本心じゃないんです!
本当は感謝してるんです!
…って心の中でつぶやいてみる。
普通に暮らしていたら、一生接点のないままだった人…
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その4へつづく