”大いなる全て”は、読んで字のごとく”全て”を含む存在です。よって、”大いなる全て”にはポジティブ/ネガティブの両極全ての波動を含んでいるので、当然ながら”自己認識”は出来ません。ですからネガティブ信念の最初の誕生は、”大いなる全て”から分離した瞬間に起こる事を意味しているのです。すなわち”自己認識”が出現したその瞬間に、ネガティブとポジティブ波動の両極を認識する事が出来るようになるのだと、バシャールは話しています。
また”自己認識”とは、自分自身の存在に気がつく事であり、自我の目覚めを表します。これにより、ポジティブとネガティブ、そしてその２極のバランスポイントである”ニュートラル”の波動域が形成されるようになります。これを私達は、トリニティー（三極性）：ポジティブ＋ニュートラル＋ネガティブと呼んでいます。
”自己認識”は、自分自身をジャッジする事でもありますが、自分自身の存在を受け止める事でもあります。どのように受け止めてゆくかは貴方次第ですが、もともとポジティブな存在である貴方は、結局どんな事をしても、ポジティブな存在へとシフトしてゆく事を意味しています。ですから無駄な抵抗は止めて、自分自身の光にフォーカスしてゆきましょうと、バシャールは話しています。そして、貴方が成りたい”人物像”、住みたい環境など、様々な”望み”に向けて自分を磨いてゆきましょうと、バシャールは話しているのです。
ネガティブな波動は、ポジティブな波動に比べてパワーは然程強くはありません。なぜならば、ポジティブ波動は統合して大きく成長してゆく性質がある一方、ネガティブ波動は縮小分離の波動だからです。貴方の疑いやネガティブな感情は、貴方の”進み”にブレーキをかけて速度を落とさせる力はありますが、完全にストップさせるほどの力は持ち合わせていないのです。もちろん、貴方自身が完全に諦めてしまわない限り、前進はそのまま続行されてゆくというわけなのです。ですから、もともと目的地へ行く目的があるのですから、無断な抵抗せず、スムーズに前進してゆきましょうとバシャールは話しているのです。