こんにちは~

 

勝手にシリーズ化してる「親の家や物を処分する」記事(笑)

 

ずっとぐちぐち言っていた、

亡き父の形見の「建築本」

 

もうねえ~イヤになるくらい、

あちこちの古書買取店(建築系の本に強いところ)に

メール査定やLINE査定を

お願いしまくってきました。

 


ほぼ9割が「買取不可」

または

ぜんぶまとめて「せいぜい2000円」

それも「宅配料は売主持ちでね」……

 



100冊以上あっても、

再販できる価値のある本がほぼない。

 

わたしが保管場所を確保するために

お金をかけて倉庫やアパートを借りて

守ってきた父の遺言「本、残しとけ」は、


完全にわたしの呪縛となって、

大きな負担になってまで頑張ってきたのに。

 


父が大事だと思っていた本は、

父にとって大事なものであって、

世の中にとっては価値がないものなのだ、と。

 

そしてそんな価値のないものに

多額のお金を費やし保管し続けてきた私は

とても愚かな人間なのだと言われているようで

 

めっちゃ精神的につらかった日々でした。

 


せめて、大学などの教育機関には

1960年代の建築雑誌など

貴重な資料じゃないの?

と思ったけど、それもダメで。

 

もう紙資源ゴミの日に

捨てなきゃいけないのかなあ。

 

と思っていたのですが、

 


最後に!と電話した某古書店が

画像を送ってくれと言ってくれたので

ダメ元で送ってみたところ、

 

とっても丁寧に

1冊づつの査定額を出してくれたんです。

 

買取できるもの、できないものも

ちゃんと分けて、

買取できない理由をつけて教えてくれました。

 

意外な本にも値段がついていました。


この別冊の雑誌には1000円!


マジか・・・


シリーズでもないし、ぼろぼろだし、

捨ててもええわと思ってた本です。



この分厚い本には3000円!



これらには1000円査定が出てましたが

社印があり300円に下がりました。


それでも、ありがたいです。



 

段ボール箱1箱パンパン程度の冊数ですが、

丁寧な対応に心が落ち着きました。

 


合計額は

諭吉さん1名+サイゼリアで家族3人めっちゃ食べた金額でした(笑)

 


建築本は高額な本が多く、

雑誌でも購入当時は数千円、

ハードカバーの本に至っては万越えがザラ。

 

ウン百万かけた本たちが、

たったこれだけにしかならないと思うと

悲しい気持ちもするけれど、

 

でも、売った本たちが

いつかどこかで建築家を目指す人や

どこかの建築士さんの手に渡って

それを眺めてくれる日がくるかもしれない。

 

そっちの喜びのほうが大きいです。

 

 

結局、親の物を捨てられない、というのは

物に思いをこめすぎているから なので、

 

その思いが昇華できる形であれば

どんな形であっても「終わらせられる」と思いました。

 


まさに片付ける、です。

かたをつける。

気持ちにけりをつける。




とりあえず、

「わたしはよくがんばった!!」

 

父が亡くなってから14年間の

わたしの経済的負担と精神的負担を

労ってあげたいと思います。

 

 

あー、でも、

まだまだ残ってるんだよねえ~(笑)

 

 

いくつも古書店に査定をお願いしたけれど、

ほんっとにピンキリなんです。

 

建築本に強いとか

ホームページに書いてても

「絶対、うそじゃん」って思えるところばっか。

 

でも、ダメ元、一か八かで連絡したところが

他とぜんぜん違って、

破格の高額買取だったわけですもん。

 

売ると決めたら、

しつこく査定、相見積もりは必須ですね。


LINE査定は画像を貼り付けるだけなので

ラクでしたし、

 

買取申込書の記入や本人確認書類なども

ぜんぶLINEの画像添付などで済んじゃう。

 

でも、でも、、、

 


もう二度と

やりたくなーーーい(笑)