今日は朝から雨〜でした。


いやいや、豪雨!?かもしれない。

ってことで電車が止まるかも。



夫、早々にリモートに切り替え。

私も強い雨足にびびってました。


なんせ我が家は内水氾濫危険地域。


国土地理院の標高カラー地図で見たら

家の前、うっすら斜度がついていて、


そこに雨水が集中するのがわかります。


地図好きですから笑い泣き

ハザードマップもバッチリ頭に入ってますよ!


で、今朝も国土地理院のこのページ、

ひたすら見て遊んで備えておりました!




まず、

明治時代に土地が

どのように使用されていたか。



それを見ると、

自分の地域が田畑だったのか、とか

荒地や河川だったのか、などわかります。



たとえばこれは大阪市西淀川区。

京都から大阪を抜ける大きな淀川の河口部。


今の地図です。



明治時代には、なんと、

淀川の河道や砂洲の箇所がいっぱい!!



黄色は田畑。ベージュが砂洲。


河道だったところは、いまでも水捌け悪く、

砂洲だったところは液状化しやすい。




これは大阪市東住吉区かな。

大阪市の東南部の古ーい下町。

細々した住宅地。



明治時代には今の阪和線にそって

大きな長い池があったんですね!



地名にも長池と残っています。


地名って大事ですよね。


水に関係する地名は水の災害リスクが高いと

昔から言われてますよね。



こんなふうに

自分の家や仕事場のあたりの

ハザードマップや地形の特徴を

把握しておくと

防災にきっと役立つと思います。





しかし、わたしも知らなかったことを

今日、発見しました。


土地の成り立ちを知る地図。




下の図。


これは2019年の台風で

氾濫溢水した多摩川

武蔵小杉付近の地形の特徴。



オレンジ色 台地 段丘

尾根や谷からなる土地や、比較的斜面の急な土地。山がちな古い段丘崖の斜面や火山地を含む。
リスク
大雨や地震により、崖崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害のリスクがある。

ベージュ 山地
尾根や谷からなる土地や、比較的斜面の急な土地。山がちな古い段丘崖の斜面や火山地を含む。
リスク
大雨や地震により、崖崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害のリスクがある。


濃いベージュ 山麓堆積地域
山地や崖・段丘崖の下方にあり、山地より斜面の緩やかな土地。崖崩れや土石流などによって土砂が堆積してできる
リスク
大雨により土石流が発生するリスクがある。地盤は不安定で、地震による崖崩れにも注意。


黄緑 氾濫平野

起伏が小さく、低くて平坦な土地。洪水で運ばれた砂や泥などが河川周辺に堆積したり、過去の海底が干上がったりしてできる。

リスク

河川の氾濫に注意。地盤は海岸に近いほど軟弱で、地震の際にやや揺れやすい。液状化のリスクがある。沿岸部では高潮に注意。


グレーがかった黄緑 浅い谷 凹地

台地や扇状地、砂丘などの中にあり、周辺と比べてわずかに低い土地。小規模な流水の働きや、周辺部に砂礫が堆積して相対的に低くなる等でできる。

リスク

大雨の際に一時的に雨水が集まりやすく、浸水のおそれがある。地盤は周囲(台地・段丘など)より軟弱な場合があり、とくに周辺が砂州・砂丘の場所では液状化のリスクがある


黄色 自然堤防

現在や昔の河川に沿って細長く分布し、周囲より0.5~数メートル高い土地。河川が氾濫した場所に土砂が堆積してできる

リスク

洪水に対しては比較的安全だが、大規模な洪水では浸水することがある。縁辺部では液状化のリスクがある。



昔の河道があったところは、

やはり氾濫危険地域でした。





これ、サラッと見たことしかなくて

今回、はじめて自分の家の周りを

ズームして見てみたんです。


これね、かなりズームしないと

細かく区分け、出てこないんですよ!!



そしたら!


わたしんちのすぐ近くに

旧河道があったことが判明!



今ではマンションや住宅が立ち並び、

川があったなんて

まったくわからないんですよ!



わたしも、まさか?!と思いました。


で、ハザードマップと

照らし合わせてみたら、


内水氾濫ハザードマップの

浸水地域や過去に浸水歴がありました注意



もう、あちこち笑い泣き見て回りましたよ。


ええ、もちろん鳴門も!笑


東京なんか、山やら谷やら崖やら

入り組みまくってて面白いです。



皆さまもぜひ、

国土地理院の地図を活用して


防災に役立ててくださいね!!



あ、わたし、

国土地理院の回し者ではございません!笑い泣き




無知は罪。


保育士時代、そう園長に言われてきました。


命を預かるということは

どれだけ責任が重いことか。


さまざまなことを考えない、

知ろうとしない人は、

先生と呼ばれる資格はない!

厳しく言われ続けてきました。



東北のあの大地震。


北上川の津波遡上で

たくさんの子どもたちが犠牲になったのは


大人たちの無知と

自己判断力の無さ、

責任回避の思考のせいです。



研修であの爪痕を見に行った時、

子どもたちの未来を奪った津波と

そこから

子どもたちを守れなかった大人たちと


あるはずだったひとりひとりの未来に

思いを馳せました。




日本は災害の多い国。


いつか来るかもしれない大地震。


いつ来るかわからないゲリラ豪雨。



その「いつか」は


もしかしたら


明日かもしれないから。



知識は持っていても

お荷物にはなりませんしねウインク





親の大量の形見は

困った荷物だけどおー笑い泣き




というわけで

地図フェチの独り言でした!!