忙しい | 髭の拝さんのブログ

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病について分子栄養学的観点で思い付くまま書き記しますが、中身は栄養素の生理活性をお知らせしながら
健康回復の道筋を説きます。
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仕事が混み合っていて脳みそがオーバーワーク気味です。


三十数年の仕事付き合いしている業者さんが居る。彼の親の代からの付き合いなのですが、人間性は実に良いのです。ところが、仕事依頼の電話を掛けると、開口一番「忙しくって・・・」と言い出す。

そう言われると 頭にカチンと来るものがある。(仕事頼まれて、いきなり忙しいって云うのは拒否しているのか? ・・・ そう思いたくなる。長い付き合いの中で彼の口癖なのだな・・・と理解できた。)

今は倅が仕事を引き継いだが、やっぱり 「忙しくって」 が口癖である。

「忙しい」 この言葉が耳にこびり付いて、とても嫌な感じを受けたので自分は忙しいと云わないようにしている。

なぜ嫌な感じを受けたのか考えてみた。

人間、忙しくなれば余裕がなくなる。自分のことばかり考えて他人のことなど考えられない。自分さえよかったらいい・・・忙しい・・・、と発する言葉、まさに悪循環です。


漢字は意味を持つものが多いですね。(りっしんべん)は心を表す、旁(つくり)は亡ですから、心を亡くす。つまり、忙しいと思うのは心を亡くしている ことになる。

それを知りつつ、この10日間、自分の脳みそがオーバーワーク状態で「忙しい、忙しい」 と口をついて出そうになっている。

どんなに時間を奪われることになっても、仕事をご紹介してくださる方々に「ありがとうございます」と、お礼を言おうと思いました。


今日、40年来の仕事仲間に行き合った。彼の奥さんが欲しがっているサプリメントを届けに行ったのです。

彼は「俺、もう駄目だ。毎日苦しくて、死にたくて、いつ自殺してしまうか・・・。」と訴える。5年ほど前からうつを患っていて、抗うつ剤を飲み続けている。

当時、彼に口が酸っぱくなるほど説明したことがある。うつは中枢神経の働きに狂いが生じているのだから、睡眠薬や抗うつ剤などの中枢神経抑制剤に頼ると治らない病になってしまうよ。なぜ、うつになっているのか? それを理解しうる分子整合医のもとで検査を受けましょう。・・・と勧めてきた。

中枢神経の働き・・・大脳皮質は、感覚神経、あるいは知覚神経からの情報(目、耳、鼻、舌、皮膚、筋肉、内臓などからの情報)を理解したり、言語や運動の指令などを出したりします。また、間脳とともに、食欲、性欲、喜怒哀楽などの本能的な行動や感情の働きもつかさどっているのが中枢神経です。

彼は、辛さに耐えられず、ずっと薬を飲み続けてきた。彼の場合、薬を飲むよりも食生活を改める方が大切だ、と思っていました。今でもそう思っています。

彼、半年ほど前から奥さんと別居中である。別居の理由、それは奥さんの身になれば無理もない、と思う。彼に落ち度というか、道を外れた行いがあるからだ。

「俺、もう駄目だ。毎日苦しくて、死にたくて、いつ自殺してしまうか・・・。」 そう訴える彼に、今は何を言っても聞く耳を持たない。

「拝さんだから愚痴るのだけど、体が元気そうに見えるらしく、誰にも俺の辛さは解ってもらえない。誰も俺の話を聞こうとしない。」 と言う。

人には心の中の苦しみは見えないから、そうなんだと思うよ。Kさん、美味しいものを食べて、綺麗な花でも捜しながら散歩しようよ。たまには、家まで歩いて来てください。ゆっくり話しましょう。

・・・と言って、玄関先の立ち話を終えた。

彼は廃人寸前だが、主治医が向精神薬を飲ませ続けている以上、私などが治療に口を出してはいけない、と思っている。

彼がうつに陥っていった理由、後でお話することがあるかもしれません。