こころと身体を緩めて穏やかなあなたへ戻す場所

 

治療院 『ばいたるえなじ~』

癒し手しげさんのアシスタント、くみです。

 

 

 

 

 

 

 

以前、このブログで少しお話ししましたが、

私、子供の頃からのわんこ恐怖症を克服しつつあります。犬

 

 

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まあ、しげさんちの三頭に限ってのことではありますが、

最近では、ご飯をあげたりを含めて、色々なお世話をすることもできるようになりました。

 

 

 


 

できるようになると、お世話も楽しくなってきて。


なので、今では、私から進んで「何かお世話することないですか?」と聞いたりもしています。

 

 

 


 

 

でも、わんこたちのお世話をお手伝いするにあたって、

しげさんからは、わんこ達との接し方について、

『わんこ達にとってはとても大切なことだから、何をするにもわんこ達の序列だけは守ってあげてね』

 



と言われた以外、

『こういう時にはこうしてね』といった感じの指示はほとんどありませんでした。

 

 

 


 

でね、ご飯をあげる時に、ふと疑問に思ったことがありまして。

 

 

 


よく、わんちゃんにご飯をあげる時、

飼い主さんが「お座り」とか「待て」とか「お預け」とか、色々な指示をしますよね?

 

 

 


「そういうの、しなくていいんですか?」

と、聞いてみました。

 

 

 

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『あぁ、じゃ、やってみる?』

と言われまして。

 

 

わんこ達に

「お座り」

と指示を出してみると、みんないい子でちゃんとお座りをするんです。

 

 

 


 

しげさんは、それを見て

『ひと通りの指示は入ってるけど、それは、一番最初にわんこ達との関係性を構築するために必要だからしたことであって、この子たちが俺のことを【父ちゃん】ってわかってるんなら、毎回しなくてもいいんじゃないかな』

と笑いました。

 

 

 

 

 

「そういうものなんですか?」

と聞くと、

 

 

 


『だってさ、例えばくみちゃんがご飯を食べる度に、俺に【まだダメだよ】【まだダメ】【何か一発、芸をやって】【お、いいね。面白かった】【んじゃ、食べていいよ】って言われたらどう?やじゃね?』

 

 

 


嫌だ…笑。

 

 

 

 

『ご主人さまだっていう考え方もあるだろうけど、この子ら、俺が一緒に暮らすことを決めてうちの子になったんだよ。

 


龍之介とあやめは、兄弟で家の前に捨てられてて。

保健所に連絡したり、里親を探したりするんじゃなく、【うちの子になってもらおう】って自分が決めて、そうしたの。』

 

 

 


『大和は里親募集ってのを見つけて、すごく可愛いな、と思ってうちに来てもらったし』

 

 

 

 

 

 

 

 

『だから、夫婦間でもよくあるじゃん?【誰に食べさせてもらってると思ってるんだよ?】っての、絶対に言っちゃダメなやつでしょ?』

 

 

 

 

なるほど。

 

 

 

 

しげさんは、別に放任主義ではなく、むしろ、躾には厳しい飼い主さんだと思います。

でも、そういえば、わんこ達への指示は命令形の言葉じゃないんです。

 

 

 

『ハウス!』じゃなくて、『は~い、おうちに入ってくれる?』だし、

人間の子供に指示をするように話しかけています。

 

 

 

あ、でも、この前、しげさんの椅子にだれかがオシッコをしちゃってた時、

『あ゛~、誰じゃ、こら、こねぇなことするんは』

とネイティブな言葉遣いで怒っていました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

賛否両論あるかと思いますが…

でも、これが、しげさんの他者との接し方なんです。

それが人であれ、わんちゃんであれ、最近ちょくちょく治療院に遊びにくるムカデであれみんな同じ。

 

 

 

 

 

でね。これも以前のブログに書きましたが、

少し前に後ろ脚を亜脱臼してしまったわんちゃんの施術をさせていただいた際に、

噛まれた右手の親指を骨折しちゃった事件の時、

 

 


 

 

  


しげさんは、全然怒ったり文句を言ったりせずに、

『だってさ、一週間もずっと歩けないくらい痛かったんだよ。そりゃ、イライラするって。

そんな時に、知らないおっさんが来て、痛いところを触ろうとしたら、腹も立つしパニックにもなるでしょ。』

って、当たり前のように言うんです。

 

 

 

 

「そうは言っても、その苦痛を取り除いてあげようとしてのことじゃないですか?」

と言ったのですが、

知らないおっさん…まぁ確かに…と思いつつも(笑)

 

  


 

『だからさ、苦痛を取り除いてあげたいとか、楽にしてあげたいとかいうのは、俺の勝手なの。俺の欲なの。それを押し付けてるだけなの。


で、無理やり施術をして、結果的に楽になって、わんこが【あれ?】ってなったら、俺が勝手に嬉しいだけなの』

 

 

 

 

 

なんなの、このおっさん。

まるで、私が心の狭いひどい人みたいやないか…

 

 

 

 
 

 

 

『あ、でも、何日かしてお礼を言いに来てくれてさ。ここ掘れわんわんって宝の在りかを教えてくれたりしたら嬉しいかも』

だそうです。

 

 

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怪しい話になってきますが、しげさん曰く

『わんこが何を言ってるかはわからないけど、どんな気持ちなのかは何となくわかるよ』

 


『どんなわんこにも【生命力=氣】があるんだから、その【氣】の状態、つまり【気持ち】の印象は大体わかる。感情とか気持ちとかの、うまく言えないけど色みたいなものは感じるよ?』

だそうです。

 

 


 

そんなしげさん、今回のわんちゃんの施術をさせていただいたことをきっかけに、

正式なメニューとしてわんちゃんの施術を始めようかな、と言っています。

 

 

 

 


が、きっと、現時点では思いつきに毛が生えたようなものだと思いますので、詳しいことが決まったらまたお知らせしますね。

 

 

 

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