心と身体を緩めて穏やかなあなたへ戻す場所
治療院 『ばいたるえなじ～』
癒し手しげさんのアシスタント、くみです。
今回のブログは、
いつもと同様にどうでもいい話ばっかりですが、
中にひとつだけとても大切な話が紛れ込んでいます。
なので、どうでもいいブログではありますが、
ぜひ最後までお付き合いください（笑）
先日のこと。
北関東の某県に出張施術のご依頼をいただいていたのですが、
お子様が急な発熱で学校を休まれたということで、
ご予約がキャンセルというか延期になり、
急に半日以上時間が空いてしまいました。
でもね、私、出張をすごく楽しみにしてたんです。
北関東だし、そこそこ遠いじゃないですか。
仕事ではありますが、私にしてみればドライブなわけで。
それがキャンセルになって、
多分、がっかりとした顔をしてたんだと思います。
しげさんが、
『急に時間が空いたし、
どっか遊びに行こうか？
んで、ランチでもする？
どっか行きたいとこある？』
なんて言ってくれまして。
小学生の娘と父親の会話か？（笑）
そんなこんなで、
しげさんにカラオケに連れて行ってもらいました。
しげさんが、
『わし、今日は1970年代縛りで歌うことにする』
と言い出したので、
「じゃあ、私もそうします」
としげさんの挑戦を受けて立ちました。
全然挑戦されてないのですが
で、3時間ふたりで歌い倒しました。
おじさん相手に1970年代の唄を楽しみながら3時間歌える38歳、
私を除けば、柏市にはあと２～3人しかいないと思います（笑）
で、そんな中、
しげさんが渡哲也さんの「くちなしの花」の途中で、
『ちょっとこれ見てみ？』
とモニターを指差しまして。
そこに映っていたのはただの人混み。
『みんな、下を向かずにちゃんと前を見て歩いてるでしょ？』
「たしかに…」
『今はさ、街を歩いている人の大部分が、
スマホをいじっていなくても下向いて歩いてるけど、
昔の人は、みんな前を向いて歩いてたんだよ』
その後、中断していた「くちなしの花」を最後まで熱唱した、
中学生の頃からの渡哲也さんの大ファンであるしげさん曰く、
『あれな、
昭和43年の日活作品で、
「無頼より 大幹部」っていうヤクザ映画なのよ。
主人公の藤川五郎を演じる渡さんが、
傷害罪で3年間服役した刑務所から出所して、
その足でかつての恋人を訪ねるんだけど、
その人は既に別の人と結婚していた、っていうシーン。
朝の通勤時間帯の、駅に向かう人混みをかき分けて反対方向に歩かせることで、
真面目に暮らす一般の人と、
刑務所帰りのやくざ者との対比を表現してるんだよ、きっと』
「って、しげさん評論家ですか？
ていうか、どれだけ渡哲也さんのファンなんですか？」
『西部警察の大門圭介を見てファンになった奴は【俄か】な。
そこいくと、わしなんて大都会の黒岩頼介からのファンだから』
ここから更にしげさんの長い話が延々と続いたわけですが、
要約すると、
空手少年だったしげさんは、
常々、刑事ドラマなどの殺陣というか擬斗を、
「嘘くさい動きだよなぁ」
と冷ややかな目でみていたそう。
そんなしげさんが中学生の頃、
【大都会】という刑事ドラマでの渡哲也さんの擬斗を見て、
「すっげぇ、カッコえぇ。何この人、ほんまにカッコえぇ」
と夢中になった、と。
たしかに、
「これさぁ、水谷豊さんがまだチンピラ役で出てるのよ。
ボクサー崩れのチンピラとそれを諭す黒岩刑事の殴り合いなんだけど」
と目を輝かせるしげさんに見せられた動画を観ると、
なんかすごい迫力で、
中学生の小僧（笑）がトリコになったのもわかる気がします。
めちゃくちゃ話が脱線しまくっていますが、
しげさんは、
治療院に来られたお客様や、ばいたる道場の門下生に、
『身体が歪んでいなかったら、
身体のどこにも力を入れなくても真っすぐに姿勢良く立てるものなの。
身体に歪みのない人が力まずに楽に立ったら、
その時、視線は水平かそれよりもちょっと上を向くものなの』
『姿勢って、良い姿勢でも悪い姿勢でも、
それがその人クセなのよ。
普段スマホばっかりいじって下を向いている人は、
その時の首の角度がクセになるし、
普段から視線を高く保っている人は、
視線を下げずにまっすぐ前を向くのがクセになる』
『現代人ってさ、
背中はそうでもないのに首から上だけが下を向いてるんだけどわかるかな？
背中の角度に対して、首の方がそれよりも下を向いてるでしょ？
これって、スマホやＰＣが普及したせいだと思うんだ。
ＰＣのキーボード打つ時って、
椅子の背もたれにもたれて顔だけが前に出てるでしょ？
スマホをいじってる時もそんな姿勢じゃん？
これって、背中の角度よりも首から上の角度が下を向いてるよね。
それがクセになると、
立った時に首から上だけが俯いた姿勢になっちゃうんだよ。
でも、机の上で紙に字を書いたり、
ソロバンとか電卓を使ったり、
要するに昔の事務作業をするようなときって、
視線は下を向いていても、
首から上だけじゃなくて上半身全体で俯いているよね。
要するに首から下と首から上の角度が揃っているわけ。
真っすぐじゃないにしても、あまり角度には差がない。
それがクセづいていれば、
立った時に首から上だけ、つまり顔だけが下を向くことなく、
ちゃんと顔が正面を向くような姿勢になるんだ。
そうしたら、視線は自動的に水平かそれよりもちょっと上を向くものなの。
だから、高度成長期の通勤ラッシュの写真みたいなの見たことある？
そういうのに写ってるサラリーマンって、
通勤ラッシュの人混みの中でもみんな下を向かずに歩いてるよ』
なんていう話を普段からよくしているのですが、
図らずもカラオケのご本人映像で、
それを確認することが出来ました。
皆、前を向いて颯爽と歩いているんです。
忙しそうな人も、家族や友人と話しながら歩いている人も姿勢がいい印象。
そんな流れから、
しげさんに日本人古来の歩き方を教えてもらいましたので、
私も定着させられるように頑張っているところです。
意識しないとなかなか難しいと思いますが、
下を向かず、颯爽と歩けるように気をつけたいですね。
本来の頭の位置はどこなの？首の角度は？
分からなくなってしまっている人は
ぜひしげさんの施術を受けにいらしてください。
因みに、
例のシーンを見てみたい人は、
カラオケに行ったときに、
ＤＡＭで「くちなしの花」を入れてみてください。
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