【充分な睡眠が健康な身体をつくる。】
 
 
充分な睡眠を毎日とることは、体調不良の少ない健康的な身体作りとして基本です。
 
 
睡眠とパフォーマンスの関係を研究するハンス・ファン・ドンゲン教授(ワシントン州立大学)などによって2003年に発表された論文によると、睡眠時間を制限した被験者たちをラボ内で14日間生活させつつワーキングメモリの働きを測定する実験が行われました。
 
 
睡眠時間8時間のグループ・6時間のグループ・4時間のグループの差はどんどん大きくなり、14日後、4時間睡眠グループのワーキングメモリ能力は2日間眠らせなかったグループと同程度にまで下がり、6時間睡眠グループのワーキングメモリ能力も、1日眠らせなかったグループと同程度に下がってしまったそうです。
 
 
つまり、4時間睡眠はもちろん、6時間睡眠も不十分だということ。アメリカ睡眠医学会は、1日7時間以上の睡眠を推奨しています。
 
 
しかし、皆さんの多くは、7時間も眠れていないのではないでしょうか?
厚生労働省が2017年に行なった「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上で一日あたり平均睡眠時間が6時間以上7時間未満の人は34.2%。6時間未満の人は39.1%もいました。
 
 
睡眠が不十分だと、体調を崩しやすくなるばかりか、認知機能が衰えて仕事や勉強に支障をきたしてしまいます。睡眠は体調不良の少ない健康的な身体作りには欠かせないのです。
 
 
ではどうしたらいいのか?次回は自宅で簡単にできる睡眠アップ方法をご紹介致します(^^)