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去年、念願の3つ星を取った
『ピアッツァ ドゥオーモ』
ここの料理はとっても綺麗で大好き~
トラットリアなどでは綺麗さは求めないけど
やっぱりお値段がはるレストランでは
眼でも楽しめないとダメよね
この時の写真はまた今度で
日本でも働いていたこともあり
梅干しペーストや大根などの食材をさりげなく使ったり
サラダの中に日本の紫蘇などをいれたり
お口直しにサッパリした出汁を飲ませたり
逆にオデン風な外見だけど中身は
フォアグラが入っていたり
一品一品が面白く、おいしい~
もっかい行きたい
スペイン経由の「日本食材珍しいから使ったろ」的な
バリバリ研究しましたてきな所も
すごいとは思うけど
なんかちょっと引く感じもするのよ
そこを考えると
ここのレストランはとっても
「ああ、本気で日本で仕事してきたんだなあ」
と感じる料理
なのですが、毎日行けるお値段ではございません
そこで、そこの階下にある兄弟店
『ラ ピオラ』に行ってまいりました~
ここは真っ当な伝統料理を
手軽なお値段で提供してくれるのよ、ほんと助かるわ
前菜はトピナンブールとチーズのフラン
(ちなみにトピナンブールとは和名キクイモ。見た目は生姜みたい
血糖値が下がるという非常に素晴らしいお野菜)
そのほかのメニューには
ヴィテッロ トンナート
(ローストビーフのように薄切りにした牛肉に
ツナ、ケッパー、アンチョビ、マヨネーズのソースを添えたもの)
インサラータ ルッサ
(日本のポテトサラダに似ているけど ポテトは他の野菜と同じように
小さく角切り。マヨネーズと時々ツナが入ります)
など本当にトラットリアでも見かける料理
頼まなかったけどきっと美味しいんだろうなあ
そしてプリモ(パスタなど)は
タヤリンのトマトソース
(非常に細い卵たっぷりの手打ちパスタ)
プリン
(お菓子じゃないのね。 お肉の詰められてるラビオリね)
このお皿はソースなしで食べる時もあるけど
今回はローストしたお肉のソースを絡めております
そしてメインは
カルマニョーラ産の灰色ウサギ
ポレンタ添え
柔らか~いウサギちゃん
作ってくれたシェフ
ウサギちゃんを育ててくれた方
美味しかったわ!!!
ありがとうございますっ
いただきますっ
ちなみに合わせたのは
お昼ってこともあって1本のみ
ここのスポンサー会社
チェレットのベルナルディーナ・エステートの
ピノ&シャルドネの瓶内二次発酵方式の泡物
ラ ベルナルディーナ1999年
ドライフルーツ・ナッツに蜂蜜を感じるものの
あっさり&サッパリ
しかもお値段もあっさり
雪がチラつくすっごく寒い日だったけど
大満足でしたー
幸せというのは結構身近にあるものなのよね
・・・・身近に
・・・・・・落ちてた
帰ったらむすくれて半眼で挨拶されちゃった
出てきてもくれない
ちぇー
モンフォルテ・ダルバ地区の作り手さん
ジャコモ・フェノッキオさん
大樽使いの伝統派
「難しいネッビオーロ種を育てるのには
急かしてはいけない
甘やかしてもいけない
彼らの成長をうまく補助しながら
彼らの成長リズムに合わせて
特性を伸ばしていくことが肝心」
と おっしゃる現オーナー 5代目クラウディオさんは
優しい方
まったくタイプの違う二人
最初のヴィッレーロはちょっと遠い畑のカスティリオーネ・ファッレット
という地区に1ヘクタールしかない畑から造られたもの
お花やスパイスが感じられる華やかなタイプ
次のブッシーアはどっしりとした貫禄のある
充実感がありながらしなやかさや気品のあふれるタイプ
これはけっして年代だけの差ではないのよね
ブルゴーニュだけではなく、ピエモンテでも
畑の違いは出るのですよ
上のクラウディオさん、「どうしよっかな~」って困ってる顔してる??
彼のバローロ、1978年
バリバリ生きてる!
熟成香(ヨード)が出てきているものの
へたれの兆し一切なし!
むしろ、ピークを迎えたまっさかり時期ですわ
ちなみに1978年はいい年ですわよ、奥さん
そして最後に彼のバローロリゼルバ、2006年
このしっかりしたタンニンが〆になって今日はお開き!
たんなる飲んだワインの表記ブログになっちゃった・・・
次回こそは!
しっかりとレポートするわっ!!
フィレンツェの元彼の家に、元彼がいないのにも関わらず
(我ながらすごいなあと思うけど)
お昼をご馳走になってきました
預けてたワインを取りに行くのがメインだったんだけど
まあこれ食ってけと
いろんなものを出されたのね
カポフレッドとここの村では言われてるらしいけど
いわゆるソプレッサータ
一種のサラミみたいなもんでありますが
豚の一頭を屠って
サラミや生ハムやソーセージを造った際に
頬肉だったり脂身だったり余ったものを
煮てスパイス&ハーブを入れて
布などに入れて固めたもの
肉の味にほんのり香草の味が入っていて
お酒が進むのね
愛猫、ブリジットよ、
今週の獣医さんにも行ってきて
ちょっとナーバスになってるのはわかる
ようやく食欲も前ほどじゃなくても出てきたのは良いこと
あたしがソファーで寝てると
胸に乗ってきたのは良しとする
胸がなくって安定感があると言いたいのだな
それがトイレに行った直後だとしても良いとする
「無事にトイレ行ってきました」報告なのだな
ザラッザラの舌で顔を舐めるのも
愛情表現とみなそう
舌は君の責任じゃないものね
君の小さな手で
私の頬っぺたを押さえるのも許そう
しっかりおさえたいのだな
ただ
爪を出すな、爪を
痛いのよ、ホントに
いいじゃん、ちょっとくらいー
先週末、イタリアのネッビオーロと
フランスのピノ・ノワールを比べて飲もうという
夢のような試飲会があったのよー
日曜日だったので無理かな、なんて思ってたんだけど
だって、バリバリ仕事の予約入ってたし
無理やりなんとか押し切って
ラスト1時間しか残ってなかったんだけどでも行ってきたわ
大正解
フィレンツェから駆けつけた友達と
こちらでワインガイドブックのジャーナリストしてる知人捕まえて
「時間がないのっ、何飲んだらいいか
ざっとでいいから教えてっ」
って、すごい剣幕で
そりゃもう、脅してるのに近い形で試飲したわ
その中で一番印象に残ったのがこのワイナリー
でもあたし的には馴染みが無いので
どう評価していいかわからなかったのね
でも、せっかくの機会だしーということで
飲んだのがこれ
これの2008年
正直言って、若すぎる
神の雫じゃないけど「胎児殺し」だ、こりゃ
最初はそんなことも言っちゃなんないんだろうなあ
ソムリエとして
この状態を見て、将来どうなるかを検討付けれる様じゃなきゃ
と思っていろんな意見を言ってたんだけど
オーナーのおっさんは「ふ~~ん」みたいな感じで
聞いてたのね
まあね、2日に渡る試飲会でラスト一時間
そろそろ疲れも見えてくる
「早く帰りたいのにこの東洋人は何をわかって
言ってるんだ」と思う気持ちも非常にわかる
むっすくれた顔で対応しててもわかるわ~
でもね
「すっごく残念。このワインはまだ若過ぎる
本領発揮できてないよね」
という何気ない一言で
彼がニヤッと笑い始めたのよ
「そうなんだよ、この年は太陽が燦々のいい年だったから
ブドウの房を全部醸造させたんだよ
だから本領が出るのはまだまだで・・・」
って、話す話す話す
ちょっと待て、
あたしフランス語ビギナーだから
そうなのよね
あたしが思うに
あたしは、とりあえずソムリエとして
レストランで働いてるじゃない?
ソムリエとは何か
やっぱり趣味でワインを飲んでるわけではないので
やっぱりお客さんが満足するのが一番なのね
ワイン然り、料理然り
その為のワインの知識、料理の知識は必要な訳ですよ
もちのロン
でもこのワイナリーが
どの地区で
どのブドウを使ってて
どれだけ有名で
なんていうのはぶっちゃけ
ワイン好きでマメな人ならネットで調べられるのね
・・・それを踏まえて
そのワインの最高のコンディションで
料理とかみ合って
どれだけ魅力を引き出せるかがソムリエの腕の見せ所
お客さんが『今夜は、本当に楽しかった』
ってどれだけ笑って帰るかってのが
私としての最高の楽しみな訳よ
たとえば今あるワイン
バローロ2008年とかするわよね
それはワインリストにあってもいいと思うけど
全部売る前にストップして
取っておきたいと思うのね
だって、初ガツオじゃないけど
今新ワインを飲みたいお客さんもいると思うから
オン リストはあって良いべき
でも本当の美味しさは最低でも5年は寝かせないと
出てこない
レストランのオーナーは、やっぱりそこまで待てない
なので全て売っちゃう人が多し
そこを何とか頑張って残らせるのが
うちらソムリエの腕の見せ所だと思うのね
雰囲気で飲ませる
それもあり
有名ワインの名前で飲ませる
それもあり
でも
それ以上に出来る事っていうのが
うちらの仕事にはあるはず
そう思って熱く語っちゃう今夜でした
タイトルがタイトルですが、新興宗教にカブレタわけでもなく
また、それらを非難する気もサラッサラないので
悪しからず
ちょっと去年の写真を探してて
見つけた写真なのでございますが
これ
去年の夏休みにおフランスに行ってまいりましたの、ワタクシ
ワインも言葉も超ビギナーな私
アウェイ気分バリバリ
フランス語、大学で習った分、何処行ったのかしらね~
まあ、また来るからいっか、
今回は畑回って位置関係だけ体で勉強していこう
くらいな気持ちでいたのよ
で、小さな畑を車でプラプラしていた時のこと
ウサギがぴょんぴょん跳ねて道路を横切り
畑の中に隠れたではあ~りませんか
それが上の写真なのね
ウォーリーではないけど真ん中の畝の
ちょっと左側に彼のオシリが見えるはず!
(眼のいい人には)
車を降りて激写
あ~~いい写真撮れた
って車に戻ろうとしたとき
あれ?
このお家、なんか知ってる人の名前、ない?
Henri JAYER
Viticulteur
ピノ・ノワールの神様!!!
アンリ・ジャイエ様!!!
この偶然を、いやっ奇跡を与えてくれた
別の神様にも感謝!!
うさぎちゃんも、ありがとね~
よしこ感激
イタリア時間で昨日の朝に報道されて
びっくりしたニュース
日本でも報道されたみたいね~
「終身刑」ってあなた・・・
極悪人顔だからかしら・・・・
表向きの理由は高齢
もう、体力の限界なんだそうですわ
お疲れ様です
表向きには出さないものの
(いや、出せないもの、かな)
本当の理由はまた別なところにあるんだろうなあ
と、あたしなんかは思っちゃうわけですが
別にね、あたし批判するわけでもないし
むしろ、首を突っ込む権利さえないと思ってるけど
残念だなあとは思うわけ
先代のヨハネス・パウロス2世と比べてはならないんだろうけど
ならないんだろうけど・・・
比べちゃう人も多かったわけで
なんてったって先代も病気で体を壊していてて
何度も辞任を考えていた人だったらしいから
それでも、最期まで任務を追行したからね
いろんな国に行って平和を説いて
だからこそすぐに福者になったんだろうし
おじいちゃん、すっごく可愛い顔だったし
(関係ないけど)
ただし、このヨハネスさんでも
バチカン内というか、宗教事業内の汚職は
除去しきれなかったみたい
昔、聖職者が賄賂貰ってたって事件があったんだけど
なんとなくアヤフヤで終わらせちゃったこともあったし
そんな事件後の就任者ベネディクト16世さんは
高齢というのもあって大変だったんだよね
ベネディクト16世さんの辞める理由は
こっからじゃないのか、
病気じゃないよ、
っていう報道もあるわけで
報道っていうのは好き勝手言えるものね
大雪が降って外に出られない分
テレビを見まくってる人間はそう思っちゃうわけですよ
宗教って、もちろん真剣に信仰してる人が多いんだろうけど
そういう人を利用しようとしている人もいることも事実
宗教=権力だった時代もあったわけだし
というか、むしろ宗教が時代を造った時期もあるわけで
なんにせよ
約600年ぶりにある教皇辞退
どっかで波紋を起こすんだろうなぁ
っていうか、起きてるんだろうなあ
人生でコンクラーベ(教皇選挙)を2回イタリアで体験するとは
思わなかったわー
ラッキー(なの?)