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メキシコで、ミスユニバースに選ばれた日本代表の森理世(りよ)さん(20)が優勝した。

  日本のいつでも世界から見ている具井戸にとって、これほどいいニュースはない。考えてみると、西洋は、西洋的な「美」に疲れているのではないだろうか。どういう理由であっても、最近の日本は世界で注目されているということは、日本の時代が来た証拠である。

 そもそも「美」の基準とはなにか。世界がなんでも西洋中心だったつい最近までは、映画を見ても、ファッションも、経済も、世界政治も、西洋がよし、とされてきた。そして日本が扱われるときは、いつでも「珍しい」モノに過ぎなかった。

 日本が豊かになり、情報やモノがすべて集まると人が輝いてくる。女性の美しさは、国のバロメーターだ。

 イタリアの場合はアメリカと似ていて、女性もバラエティーが豊富。金髪もいれば、褐色のヘヤもいる。そういう豊富さでは、中華料理は中国人、フランス料理はフランス人、というバラエティーさに比べ、日本人は何でも日本人がマネしながらも学習し、吸収し、自分の文化に組み込んでゆく。

 

 日本人は鎖国の時代に、自分らしさを作ってきたが、開国当時、平均身長だけでも、海外と随分の違いがあっただろう。しかし、開国以来メキメキと吸収しながら自分のものにする力によってレベルを上げたのだ。


つづく