このあたりから「グイドはチョイ悪」と言うイメージになってしまうが、その方がノリやすい。バスの車内はいつも笑いが続いていた。初日に世界の日本人ジョークで持ち込んできた団長さんとのことを話しながら、バスの中でもみんなに聞かせる。ポパイやゲゲゲの目玉の親父などのモノマネをやる。イタリア語の歌、日本の歌を歌いながら「紅白歌合戦」ではない「東西(イタリアと日本)歌合戦」と名づけて歌もやる。お客さんにマイクを渡して、お遊び及び、それぞれが伴侶に出会ったなり染めを語ったりの大ブレイクになってしまう。その夜団長は、あの「世界の日本人ジョーク集」と言う本をくれた。 

新聞で知ったので、日本に帰ったら、ぜひ探そうと思っていたものだ。 

翌日のフィレンツェ観光のあと、ローマに到着し、カンツォーネディナーショーが終わればグイドと皆とはお別れになる。76歳の女性を含め、6人の女性がとても寂しがってくれた。