Tシャツ

  イタリアと言う国には、あまりにもたくさんの歴史的遺産があり、ユネスコの「世界遺産」に指定されている物だけを数えても世界一に位置していて、重要な建物はそれだけではなく、見るものはとにかくたくさんある。 つまりこの「国」は歴史があり素晴らしい。 これらは当然イタリア人が作ってきたわけで、彼らは世界的な高級ブランドやジェラートにしてもピッツァにしてもアイデアが豊富である。 そんなわけで、その「民族」もまた素晴らしい。 かと言って、何もかもがいいというわけでもないのが世の常だ。 この国の公共サービスや大きな会社など、つまり“組織的”に動く事は苦手であり、「国家」として統一して145年。共和国として生まれ変わって60年しか経ってない。まるで「お年寄りになってから、またやり直した人」みたいなものだからしかたないのだが、「イタリア人」は、個人プレーが得意で、お金の使い方が下手な政府に期待をするのは諦めた科学者、建築家、アーティスト、映画俳優などなどが海外で活躍するのも無理はない。 とうてい「市場」になりえなさそうな土壌だとしたら、いったいなんだってグイドはイタリアで活動しているかと言われるだろう。 確かにそういう自問自答する事もある。 グイドはもともとアイデアマンだった。 事業を興すほどの資本があったわけでもないし、並外れた知識や才能があるわけでは決してない。 あるのは歩いていても湧いてくる「アイデア」だけである。 「自分に投資」をしようとしたグイドは、だからこそイタリアを選んだ。 ここを出発地として、日本や他の外国を目指すためである。 ここ数日、お盆と観光とビジネスを兼ねた8月の帰国予定を組んでいる。 5~8日には東京を訪ね、それから16日までお盆をして、17日から25日までイタリア人観光団(写真のようなTシャツを着てやってくるだろう)と関西を案内。そのあと観光団は、東京方面に向かうがグイドは28日くらいまで関西で人に会う予定。 イタリア人と同伴、あるいは単独だが、グイドの日本滞在期間はいつものように複数の目的を兼ねている。 今日は6年6月6日(6,6,6)グイドのこれからの進路を決める偉大なアイデアが朝の6時に閃いたが、パクられるのでここでは書かない。 話せるとしたらグイドと直接会ってくれ、協力をしてくれる人だと決めているのである。